
docomoのなかでも非常に人気を博している「docomo with」。9月1日から「docomo with」の対象機種に「iPhone 6s(32GB)」が追加となってますます注目を集めています。さて、この「docomo with」、実際のところナニがどうお得なのか知らない人も多いかと思います。最近では格安SIMも各社から登場しているため、今回は「docomo with」の内容&格安SIMとの比較をご紹介します!
目次
docomo withについて
大手携帯キャリアのdocomoが展開する「docomo with」とは新しい料金プランではなく、特定の機種を購入した時に使える割引サービスのこと。docomo with対象機種を購入し、使い続けることで毎月1,500円の割引を永年受けられるんです。つまり、簡単にまとめると同じスマホをずっと使い続ける人がお得になる割引サービスということです。それでは、詳しい内容をみていきましょう。
docomo withの内容
docomo withの内容 | |
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特 徴 | 対象機種なら機種・料金プランに関わらず、毎月1,500円の割引 |
次回機種変更するまで、ずっと毎月割引1,500円が続く | |
適 用 開 始 時 期 | 「docomo with」対象端末購入日から適用 ※月途中に「docomo with」対象端末を購入の場合、割引額は日割りとなります |
以下のいずれかに該当した場合、翌月から適用となります。 ・必須パケットパックを「翌月から適用」とした場合 ・月々サポート及び重畳適用不可のキャンペーン割引を適用中の場合 |
docomo withは端末購入日から適用され、初月が月途中購入の場合、docomo withの割引額は日割りで適用されます。なお、対象端末以外への機種変更や必須パケットパックをはずしたり回線解約をした場合は、適用も解除されます。
ちなみに、docomo withの割引は
①パケットパック定額料/1GB追加オプション(シェアパック子回線の場合はシェアオプション定額料,シェアパック分割請求オプション契約の場合は分割後の料金が対象)
②基本プラン月額基本使用料
③spモード月額使用料
の順に割引額が充当されます。余った割引額の翌月へのくりこし・他回線への充当は行われませんので注意が必要です。
docomo with対象機種
機種 | 一括価格(税込) |
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iPhone 6s 32GB | 42,768円 |
arrows Be(F-04K) | 33,696円 |
LG style(L-03K) | 40,176円 |
![]() | 30,456円 |
MONO(MO-01K) | 25,272円 |
![]() | 38,880円 |
![]() | 36,288円 |
docomo withの適用条件
内容 | |
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適用対象 | 新規契約/MNP/機種変更/契約変更 |
契約者名義 | 個人名義・法人名義 |
契約者年齢 | 中学生以上(個人名義の場合) |
対象料金プラン | カケホーダイプラン(スマホ/タブ) |
カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ) | |
シンプルプラン(スマホ) | |
必須パケットパック | データパック(S/M/L)・ウルトラデータパック(L/LL) |
シェアパック(5/10/15/20/30)・ウルトラシェアパック(30/50/100) | |
ビジネスシェアパック(5~3000)・ウルトラビジネスシェアパック(30/50/100) |
基本的に一人での契約となるデータパックやウルトラデータパックも対象ですが、元の月額料金が高いのであまりdocomo withの効果を感じられないかと思います。docomo withを適用させてもっともお得となるのは、シンプルプラン+シェアパック or ウルトラシェアパック+シェアオプションの組み合わせのときです。なお、シンプルプランの場合はスマホ専用プランです。最小金額で利用する場合はスマホしか使えません。iPadなどのタブレットで利用する場合は、指定外デバイス利用料(720円/月)が別途発生します。
必須の「データパック」or「シェアパック」とは
ドコモでスマホを契約する場合、パケット通信を利用するために「パケットパック」への加入が必然的に発生します。docomo withの適用条件としてもその加入は必須です。
では、「データパック」と「シェアパック」の違いを説明します。
・データパック:ひとりで利用する人向け
・シェアパック:家族でシェアして利用する人向け
大容量(50GB以上)必要向け
パケットパック名 | 月額定額料 |
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ウルトラデータLLパック(30GB) | 8,000円 |
ウルトラデータLパック(20GB) | 6,000円 |
データMパック(標準)(5GB) | 5,000円 |
データSパック(小容量)(2GB) | 3,500円 |
パケットパック名 | 月額定額料 |
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ウルトラシェアパック100(100GB) | 25,000円 |
ウルトラシェアパック50(50GB) | 16,000円 |
ウルトラシェアパック30(30GB) | 13,500円 |
シェアパック15(標準)(15GB) | 12,500円 |
シェアパック10(小容量)(10GB) | 9,500円 |
シェアパック5(小容量)(5GB) | 6,500円 |
同じデータ容量でも、30GBは「シェアパック」のほうが5,500円も高く、5GBでは「シェアパック」のほうが1,500円も割高となっています。ただし、データパックは最高でも30GBまでなのに対して、シェアパックには50GBと100GBプランがあります。より大容量が必要な人はシェアパックがいいでしょう。そして、もうひとつとても重要な注意点があります。次の項でも説明しますが月額280円で利用する場合には、親契約がシェアパックを契約していなくてはいけないと言うことです。そう、ひとりで月額280円で利用することは無理なんです。
docomo withで月額料金が280円の仕組み
docomo withの割引で月額280円で利用するためには必要なことをお伝えします。まず基本プランは月額980円の「シンプルプラン」を契約します。そして、そこからさまざまな割引を適用させる必要があります。
必須適用プランおよび割引 | 月額料金 |
シンプルプラン | 980円 |
シェアオプション | 500円 |
SPモード | 300円 |
docomo with割引適用 | -1,500円 |
月額料金 | 280円 |
以上が月額280円(税込み302円)の仕組みです。
ただし、シンプルプランは通話しただけ通話料がかかります。スマホで使用する場合は、通話料が高額になる人もいるので通話用に
もう一台用意したほうが安くなることもあります。ちなみに、通話するならカケホーダイや
カケホーダイ・ライトあたりが妥当かと思います。
要注意!他の割引キャンペーンとの適用が不可
以下の割引きを適用した場合はdocomo withの適用は不可です。なので、どの割引を適用させるかしっかり考えてから契約しましょう。
- 月々サポート
- はじめてスマホ割
- シニア特割
- ドコモの学割2017(1,000円/月割引)
- シニアはじめてスマホ割
docomo withじゃなくて格安SIMが正解!
さて、先ほども言いましたが大家族でdocomo withを適用させるなら、安くなる場合もある
と言いましたが、1人でスマホを使っている場合どうなんでしょうか?ワイモバイルやビッグローブモバイル、LINEモバイルなど格安SIMも沢山ありますよね。
そこで、ワイモバイルを例にして簡単に月額料金を比較してみます。
〈1人でドコモ利用の場合〉
カケホーダイライト | 1,700円 |
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SPモード | 300円 |
データSパック(2GB) | 3,500円 |
docomo With | -1,500円 |
合計 | 4,000円 |
月額料金は4,000円となります。どうでしょうか。docomo withは高いと感じませんか?
しかも、ここに端末料金が上乗せされます。次にワイモバイルを見てみましょう。
〈1人でワイモバイル利用の場合〉
スマホプランS(2GB)※1 | 3,980円 |
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ワンキュッパ割※2 | -1,000円 |
スマホプラン割引 | -1,000円 |
合計 | 1,980円 |
※1.2年間、2倍のデータ通信容量が使えます
※2.加入翌月から12ヵ月間、適用されます
1年目と2年目で月額料金が異なるので、平均をとってみると、2年間で支払う月額料金の平均は、2,480円となります。ちなみに、1年目は1,980円/月、2年目は2,980円/月です。月額料金の差額で比較すると、ワイモバイルの方が1,500円ほど安いですよね。
結局は格安SIMが安い
結論から言うと、格安SIMの方が明らかに安いです。というのも、もともとのスマホの月額料金だけでなく格安SIMと光コラボのセット割りというものを展開している事業者があるからです。
つまり、格安SIMと光のセット割がある事業者を選ぶと、スマホだけでなく自宅のインターネット回線を含めたトータルの通信費用が大幅に安く出来るので、結局は格安SIMが安いといえるんです。
さきほどのワイモバイルの例でいえば、スマホはワイモバイルで、自宅が光回線のソフトバンク光にすればワイモバイルの月額料金が割引されるセット割が適用されます。ついでに言うと、ソフトバンク光に申し込む際に代理店サイトで申し込みをした場合はソフトバンク光の公式キャンペーン以外の、ソフトバンク光の代理店が独自に実施しているキャッシュバックなどのキャンペーンも受ければお得度がアップします。
格安SIMと光コラボのセット割引がある事業者
もちろん、ワイモバイルだけでなくビッグローブモバイルなど他にもMVNOと光コラボをセットにすると割引がある事業者はあります。以下にまとめてみました。
サービス名 | インターネット回線 | セット割・特典 | ||
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有無 | 割引額・特典 | |||
ワイモバイル | おうち割光セット | SoftBank光 SoftBank Air | ○ | 最大1,000円/月割引 (最大10回線) |
DMMモバイル | DMM光 mobileセット割 | DMM光(フレッツ光回線) | ○ | 500円/月割引 |
OCNモバイルONE | OCN光モバイル割 | OCN光(フレッツ光回線) | ○ | 200円/月割引 (最大5回線) |
IIJmio | mio割 | IIJ光(フレッツ光回線) | ○ | 600円/月割引 |
NifMo | 接続料金割引 | @nifty光(フレッツ光回線) @nifty WiMAX(WiMAX2+回線) | ○ | セットで 200円/月割引 |
BIGLOBEモバイル | 接続料金割引 | BIGLOBE光(フレッツ光回線) BIGLOBE WiMAX(WiMAX2+回線) | ○ | 200円/月割引 |
エキサイトモバイル | SIMと光セット | エキサイト光 | × | - |
DTI SIM | DTI光×SIMセット割 | DTI光(フレッツ光回線) | ○ | 150円/月割引 |
nuro mobile | SIMと光セット | So-net 光 NURO光 | × | - |
格安SIMと自宅の光回線をセットにすると、自宅のインターネットの料金が安くなる可能性があるだけでなく、月々の携帯料金がグッと安くなるので、トータルで通信料金が節約できますね。
まとめ
結論としては、docomo withはミドルスペックのスマホを2年以上使い続ける&家族大人数で使用し、かつ通話はほとんどしないということなら節約できる料金プランといえますね。
しかし、スマホだけでなく自宅のインターネット回線も含めたトータルの通信費をお得にするなら、ワイモバイルやビッグローブSIMなどお得な格安スマホがあるので要チェックですよ。
個人的にはMVNOと光コラボをセットにして通信費用をまとめてぐっと安くすると、いうのがお得なライフスタイルだと思います!