
「今のネット遅すぎ!もっと速い回線にしたいなぁ…」
現在主流のインターネットと言えば、光コラボなどの1Gbpsがその線になるかと思われますが、実際使用してみると、そこまでの速度が出ることはなく、「遅すぎ!」と不満の声が流出する事態になることも。現在はauひかりが打ち出したV・Xや、NURO光なども通常プラン自体が高速ですが、新たな高速プランを提供する予定だったりと、光回線はどんどん進化しています。また、1Gbpsの光回線も、プロトコルをIPv6にするだけでサクサクになったりと、意外なところに改善策があるものです。
そんなワケで今回は、おすすめの高速回線とIPv6について解説したいと思いますので、現在使用しているインターネットが遅くて困ってる、あるいはインターネットを未使用で速いところを探しているといった方は、是非ご一読くださいませ。
目次
auひかりのV・X(ファイブ・テン)
※画像:auひかり公式
auひかりの高速プランは、V(5Gbps)とX(10Gbps)を提供中で、10Gbpsというのは、現状世界最速となります。なお、この速度はホームタイプでのみ利用可能となっています。
【V・Xの提供エリア】
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部地域を除く首都圏エリア
月額料金
auひかりの高速プランを利用する際、高速サービス利用料という追加料金が発生します。金額は以下の通り。
高速サービス利用料 | |
V(5ギガ) | 500円/月 |
X(10ギガ) | 1,280円/月 |
少々金額が上がるのは想定できる範囲ではありますが、しかし同時に「超高速スタートプログラム」という、指定プロバイダを契約することで適用される割引も合わさると、かなりお得なことに。その場合、月額料金がどうなるのか、速度別に見てみましょう。
ホームタイプの月額料金 | ||||
ー | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目~ |
1ギガ | 5,100円 | 5,000円 | 4,900円 | 4,900円 |
V(5ギガ) | 5,100円 | 5,000円 | 4,900円 | 5,400円 |
X(10ギガ) | 5,880円 | 5,780円 | 5,680円 | 6,480円 |
どうでしょう、Vに至っては3年目まで1ギガと同じ料金で利用できます。
ちなみに超高速スタートプログラムが適用されるプロバイダは、以下になります。
【超高速スタートプログラム適用条件の指定プロバイダ】
- au one net(公式・下記代理店申込)
- ビッグローブ(下記代理店申込)
- ニフティ(下記代理店申込)
- ソネット(下記代理店申込)
↓超高速スタートプログラムが色んなプロバイダで利用できる代理店↓
セット割・キャンペーン
auスマートバリュー
ひかり電話(500円/月)に加入することでauケータイの月額料金を500円~2,000円 割引。
スタートサポート
ひかり電話(500円/月)+ずっとギガ得プラン(690円/月)に加入することで乗り換え時の違約金を最大30,000円まで還元。
初期費用相当額割引
ひかり電話(500円/月)に加入し、30ヶ月以上利用することで最大37,500円(工事費相当額)の割引(-625円×60ヶ月)を月額料金に適用。
auひかりのキャンペーンやセット割など、お得な特典については、以下の記事をご参照ください。
メリット・デメリット
メリット
- 世界最速の高速プランを提供!
- V(5Gbps)なら安く利用できる!
- セット割やキャンペーンなどお得な特典が豊富!
デメリット
- V・Xが利用できるのは首都圏エリアのみ
- 解約時の撤去費用(28,800円)は支払い必須
※平成30年3月1日以降に申込のユーザー(ホームタイプ)のみ
↓auひかりの撤去費用について↓
なお、デメリットとなっている解約時の撤去費用は、移転先を光コラボのビッグローブ光にすると、支払いを回避することができます。そのサービスを利用するには、auひかりもビッグローブ光も、代理店NEXTから申し込む必要がありますので、以下リンクよりお進みください(先述のリンクと同じです)。
NURO光は2ギガ・6ギガ・10ギガを提供
※画像:NURO光公式
もとより2ギガと10ギガの高速プランを提供してきたNURO光ですが、新たな高速プラン「10Gs/6Gs」をスタートします。注意点として、提供開始時期が平成30年10月となる予定でしたが、設備の構築に予定より時間がかかってしまっているとのことで、時期がずれ込み、翌年3月下旬以降にサービス開始予定となりました。
ちょっとガックリ来てしまいましたが、それでも待ち遠しい、そんなNURO光の提供エリアを見てみましょう。
ー | 新プラン | 従来プラン | |
NURO光 10Gs/6Gs | NURO光 G2 V | NURO 光 10G | |
関東 | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 | 東京、神奈川 |
東海 |
ー | 愛知、静岡、岐阜、三重 | 静岡 |
関西 | 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 | 大阪、兵庫、奈良 | |
対象住宅 | 戸建て or 7階建て以下の集合住宅 | 戸建て or 5階建て以下の集合住宅 |
新プランはauひかり同様に、首都圏エリアのみでスタートとなるようですね。
次に月額料金になります。
月額料金
ー | 新プラン | 従来プラン | ||
6Gs (3年プラン) | 10Gs (3年プラン) | G2 V (2年プラン) | 10G (2年プラン) | |
最大 通信速度 | 上下:6Gbps | 上下:10Gbps | 下り:2Gbps 上り:1Gbps | 下り:10Gbps 上り:2.5Gbps |
月額 基本料金 | 5,243円 | 5,743円 | 4,743円 | 6,480円 |
従来より10Gbpsは提供していましたが、新プランの10Gbpsの方が安めで、しかも上下一律同じ速度となっていますね。
セット割・キャンペーン
おうち割 光セット
NURO光でんわに加入することでソフトバンクケータイの月額料金を500円~1,000円 割引。
月額基本料金30ヶ月割引
NURO 光 G2 V申込の場合、月額料金を1,334円×30ヶ月(基本工事費40,000円分)割引。
メリット・デメリット
メリット
- 基本プランでも2Gbps以上なのでかなり高速!
- セット割や基本プランの工事費無料などの特典もあり!
- auひかりよりも安い料金設定になっている!
デメリット
- 工事が二回入る二度手間がある
- 新プランが利用できるのは首都圏エリアのみ
- 新プランのキャンペーンは現時点(平成30年9月下旬)で実施されていない
エリア外ならIPv6で速度安定も
※画像:ビッグローブ公式
auひかりにしろNURO光にしろ、どちらもエリアが限られるのが悩みの種ですね。それならばインターネットの設定を振り返ってみてはいかがでしょうか?なお、普段使用しているインターネットが1Gbpsなのに、ちっとも速くないというご意見も、決して少なくはありません。そういった方はひょっとしたら、インターネットプロトコルの設定がIPv4になっている可能性大です。プロトコルはIPv6にすることで、段違いに速度が安定するので、一旦設定を顧みてください。
IPv4とIPv6の違いは、認識できるコンピューターの数の多さにあります。
- | IPアドレス数 | 接続方法 |
IPv6 | 128bit(無限に読み込み可能) | ・PPPoE ・IPoE |
IPv4 | 32bit(読み込むのに限界がある) | ・PPPoE |
それぞれの用語についてピンと来ないと思うので、上記をもうちょっと噛み砕いてみましょう。
IPv4とIPv6の違い
【IPv6(128bit)】いくらでもコンピューターを認識できる通信方式。
【IPv4(32bit)】認識できるコンピューター数が限界状態。
PPPoEとIPoEの違い
【PPPoE】通信手段に電話回線を用いる。
【IPoE】電話回線が無くても通信できる。
早い話が、IPoEでネットに繋ぐIPv6は、混雑時でもサクサク快適にネットが利用できるということです。
メリット・デメリット
メリット
- 混雑の原因となる認証作業を行うルーターを必要としない
- なので夜間の混線時も快適にネットが使える
- v6プラスなどのIPv4との切替式のサービスなら一層便利
デメリット
- IPv6に対応していないサイトやオンラインゲーム(主にPS4に多い)もある
- なので単体利用よりもv6プラスのような切替式でないと困る場面も
- 利用するにはホームゲートウェイなどの専用ルーターを用意する必要がある
※光コラボの大元のフレッツでレンタルしていますが購入も可能
auユーザーなら「ビッグローブ光」
※画像:ビッグローブ公式
auひかりの撤去費用の件でも紹介したビッグローブ光ですが、こちらではv6プラスの提供が終了し、代わりに同じ切替式のサービスとなる「IPv6オプション」を提供しています。また以下のような様々な特典も取り揃えているので、コスパはかなり良い方でしょう。
- セット割はauスマートバリュー・auセット割・光☆SIMセット割などを実施!
- 3年プランは工事費無料!下記代理店申込なら2年プランは工事費3,000円!
- 3年プランは移転工事費が何回でも無料!
以下窓口(先述のNEXTになります)↓で申し込むと、特典申請や受取などが公式よりスムーズです!
ソフトバンクユーザーなら「ソフトバンク光」
※画像:ソフトバンク公式
ソフトバンク光が提供するv6プラス相当のサービスは、「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」になります。上記画像にもある光BBユニットは、ソフトバンクでIPv6を利用するにあたって必須となる機器ですが、こちらのレンタルはおうち割の適用条件でもあります。
ちなみにソフトバンク光は非常に特典に恵まれているので、そちらも併せてチェックしましょう。
- セット割はソフトバンク/ワイモバイルの各ケータイの月額料金が割引されるおうち割 光セットを提供
- 「回線工事費実質無料キャンペーン」で新規乗り換えの際の開通工事費を最大24,000円まで還元。
- 「あんしん乗り換えキャンペーン」で新規乗り換えの方の他社解約違約金・回線撤去費用を最大10万円まで還元。
以下窓口↓ならキャッシュバックやChromecastなどのプレゼントキャンペーンも豊富ですし、おすすめできます。
いかがでしたか?
高速回線と、速度の改善法についての解説をカンタンにさせていただきましたが、概要は把握できたでしょうか?最後に今回の記事のポイントを、3点にまとめてみます。
★今すぐ高速回線を利用したいauユーザーならauひかりを!
★ソフトバンクユーザーならNURO光にするのが懸命!(通常プランも十分速い!)
★どちらもエリア外のauユーザーならIPv6オプションを
提供する光コラボのビッグローブ光に!
★どちらもエリア外のソフトバンクユーザーなら
「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」を提供するソフトバンク光に!
少なくとも今回ご紹介した光回線は、セット割やキャンペーンも色々ありますし、乗り換えることに展望が見られます。また最悪エリア外でも、速度の改善策もあるにはあるので、今の回線でもIPv6に切り替えられるようであればいいのですが、光コラボでもIPv6に対応・非対応があります。もし現在使用している回線が、そのように非対応であれば、ビッグローブ光への乗り換えを強くおすすめします。