
神奈川のマンションやアパートにお住まいの皆さん、ご自宅で利用しているインターネットには満足されていますか?
はたまた、この春引っ越しをされたばかりで、まだ開通には至っていないという方も少なくないかもしれませんね。
横浜あたりだとマンションやアパートは特に密集していますし、そういった「引っ越ししたばかりで、まだ開通は…」という方も多いでしょう。
そこで今回は、神奈川県内のマンションやアパートなどの集合住宅で利用するインターネットがどれがおすすめか、月額料金やキャンペーン、速度、セット割などを比較して解説したいと思います。
まず前提として、神奈川・横浜でインターネットを申し込む時の候補は
・イッツコム
・NURO光
・auひかり
・ソフトバンク光
に絞られてくるかなあといった印象ですね。
はたしてこの中のどれがベストなんでしょうか?
目次
月額料金を比較
毎月毎月の出費は肝心!
ということで、最初は月額料金の比較から見ていきたいと思います。
各種回線 | 月額料金 |
イッツコム光 下り:600Mbps 上り:90Mbps | 4,300円
|
かっとびプラスかっとび光(イッツコム/1Gbps) | 3,800円 |
NURO光 下り:2Gbps 上り:1Gbps | 通常:4,743円 キャンペーン適用で1年間:2,980円 |
auひかり | 【マンションタイプ】 3,800円(速度は住宅によって異なる) 【ホームタイプ】 5,100円(1Gbps) 5,600円(5Gbps) 6,380円(10Gbps) |
ソフトバンク光(1Gbps) | 3,800円 |
独自回線のNURO光は、住宅タイプ別にプランを設定していません。
そのため戸建も集合住宅も、月額4,743円から。
しかしながらキャンペーン金額で1年間は2,980円という破格です。
auひかりに関しても、アパートの場合はホームタイプが提供されることが多く、マンションタイプは対応していないパターンが多いのと、提供されていてもほとんどの場合は通信速度が遅いので、auひかりのマンションタイプは度外視して判断することになるでしょう。
auひかりのホームタイプですが、こちらは2018年3月から、5Gbpsと10Gbpsの高速プランが新しく始まり、こちらは首都圏エリア限定提供です。
神奈川県内の場合、横浜や川崎でしたら対象に入っていないことは無いでしょう。5ギガ・10ギガ利用を希望の場合はあらかじめエリア確認が必要です。
ソフトバンク光は、言わずと知れた光コラボレーションの一つです。集合住宅だと現在では大抵の場合フレッツ光回線に対応しているので、開通に関しては問題ないでしょう。
また、大手のわりに(?)マンションプランは月額が安いのも魅力。ソフトバンクユーザーはセット割引もあるので要チェックです。
そしてイッツコムはケーブルテレビ系のインターネットで、東急線沿限定で展開されているサービスなので、神奈川地方では割と定着しています。
イッツコム光はケーブルテレビの独自回線ですが、かっとび光はNTT回線を利用した光コラボレーションモデルです。
イッツコムのインターネットの利用エリアは以下参照。
イッツコム光の神奈川県内の利用エリア | かっとび光(1Gbps)の利用エリア |
川崎市(高津、中原、宮前) 横浜市(港北、青葉、都筑、緑) | 神奈川県全域 |
初期費用を比較
次に初期費用の比較ですが、ここで大きく金額差が生じてきます。
各種回線 | 初期費用 |
イッツコム光 | 記載なし 契約事務手数料:3,000円 |
かっとび光(イッツコム) | 工事費:15,000円 |
契約事務手数料:3,000円 | |
NURO光 | 工事費:40,000円 契約事務手数料:3,000円 |
auひかり | 工事費:30,000円 |
登録料:3,000円 | |
ソフトバンク光 | 建物内工事あり:24,000円 室内工事のみ:9,600円 立会工事なし:2,000円 契約事務手数料:3,000円 |
※各社の手数料や登録料などは、必ず発生する費用です。
※フレッツ光からの転用の場合、手数料のみの支払となります。
NURO光の4万円という金額には少し驚かされますが、あとで詳しく触れましょう。
イッツコム光に関しては、金額の詳細が分からなかったので、要問合せ。ケーブルテレビを敷設することになりますので、金額内訳が細かいのでしょうか。
特例ですがフレッツ光回線が部屋に回収されないまま残っている場合(前の住人が使っていたり)その回線を再利用することが出来れば工事費に変動がでてきます。
さて、
「NURO光やauひかりの通信速度は魅力的だけど、工事費がちょっと高いなぁ…」
と、ここで躊躇された方がほとんどでしょう。
ですが朗報です。
これらの工事費を無料化するキャンペーンも用意されているので、心配の必要はあまりないんです。
キャンペーンを比較
インターネットを開通するにあたって、分割払いができるとは言え、初期費用は高くて利用する際の足止めとなってしまいます。
乗り換えともなると、それ以前のインターネットの解約には違約金がかかりますから、二重の苦しみが伸し掛かってくるのは避けられません。
しかしそんな負担を和らげるのが、キャンペーンの存在です。
各種回線 | キャンペーン | 対象 |
イッツコム光 |
特になし | |
かっとび光(イッツコム) | ||
NURO光 | 【入会キャンペーン】 月額割引 工事費実質無料 設定サポート無料 |
・NURO 光 G2 V(戸建/マンションミニ)に新規申込する。 ・申込日から12ヶ月後の末日までにNURO光を利用する。 |
auひかり | 初期費用相当額割引 (月額利用料から工事費相当額の割引を毎月適用) | 【マンション】 電話オプションパック(500円/月)
【ホーム】 電話オプションパックEX(690円/月) の、いずれかに加入。 |
auスタートサポート (乗り換え違約金を最大3万円まで還元) | ||
ソフトバンク光 | 乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーン (工事費満額還元) | ・申込日から180日以内に課金開始。 ・支払方法の登録を完了(ケータイ合算、クレカ、口座振替など)。 ・他社違約金の支払証明書をソフトバンクに送付。 など |
あんしん乗り換えキャンペーン (乗り換え違約金を最大10万円まで実質満額還元) |
イッツコムは加入時キャンペーンが無いのですが、それ以外を見ると結構ちゃんと工事費や違約金への対策が取られていることが分かりますね。
NURO光
キャンペーンページなとを見てみると、一見期間限定なんですが先月も同様のキャンペーンが実施されていました。来月以降も継続実施されるかもしれませんが、いつ打ち切りになるかは分かりません。
auひかり
そしてauひかりが実施する、初期費用や違約金の還元キャンペーンですが、こちらは期間限定などではなくauひかり定番の目玉サービスとなっています。
ソフトバンク光
ソフトバンク光では、乗り換えの方に向けた手厚いキャンペーンが実施されていますが、こちらはオプション加入の条件が無いので、ハードルが低くて助かりますね。
スマホとのセット割を比較
セット割の有無は、やはり決断を大きく左右するかと思います。
大手キャリアの回線はもちろんですが、それ以外にもセット割を実施しているネット回線は多いので、そちらも見逃せません。
各種回線 | セット割 |
イッツコム光 | |
かっとび光(イッツコム) | ― |
NURO光 | |
auひかり | |
ソフトバンク光 | |
※ワイモバイルとのセット割 |
いずれも、イッツコム光以外のセット割は500円の固定電話への加入が適用条件となっています。
イッツコム光なら固定電話がいらないの??
・・・ではなく、その逆です。イッツコム光でauスマートバリューを適用させるには、ケーブルプラス電話というサービスに加入しなくてはならず、こちらは月額1,330円と、正直割高なオプションであることが分かります。
一応NTTの基本料金よりは安いとは言っても、他社が500円ですからね。少々見劣りしてしまいますね。
イッツコム光以外では、固定電話を所有していない場合でも、セット割の適用で最低割引額になっても相殺されるだけなので、固定電話の加入に何の損もありません。
神奈川県内のマンションでおすすめベスト3
イッツコムは地域密着の事業者なので何となくご贔屓してみたい気もするのですが、キャンペーンも無くセット割の条件も良くありませんし、イッツコム光に至っては、マンションだと1Gbpsのプランがありません。(これは痛い)
となると、速度やキャンペーンやセット割が魅力的な残りの3社が、おすすめできるサービスです。
では、その3社をランキング形式でご紹介したいと思いますので、以下ご参考にどうぞ。
1位:ソフトバンク光

1位となったのは、大手キャリアのソフトバンク光。
トップに選ばれた理由ですが、
・光コラボだからマンションやアパートなどの集合住宅向は対応しやすい
・月額料金が最も安い
・ソフトバンクだけでなくワイモバイルもおうち割が適用される
・違約金と工事費の還元制度が手厚い
・キャンペーンの適用条件のハードルが低い
などが思いつくポイントです。
3社の中で唯一マンションタイプがほぼほぼ適用されることになるので、月額料金は一番安くなります。
また、ワイモバイルもおうち割の対象ということは、キャリアを格安スマホに乗り換えるまたとないチャンスです!
光コラボは集合住宅だと対応しやすい反面、建物内で同時利用が重なると、速度が重くなってしまうという面がありますが、IPv6を申し込めば改善につながるはずです。
※光BBユニットレンタルやフレッツ・v6オプション(NTT東西)の加入手続きを行ってください。
2位:NURO光
次点でNURO光が2位となりましたが、その理由は、
・2Gbpsが神奈川県内の広域で利用可能
・自社回線だから通信速度が停滞しにくい
・おうち割を扱っているのでソフトバンクユーザーは特におすすめ
・工事費無料/月額料金割引/設定サポート無料などの期間限定キャンペーンが付く
やはりNURO光の通信速度は非常に大きいですね。
神奈川なら広い範囲で利用できる様ですし、横浜エリアでしたら、建物の都合などに差し障りがなければ、基本問題は無いはずです。
ただしNURO光は工事が二度入るため、少々手間があることを理解しておきましょう。
3位:auひかり

そして3位はauひかり。
3番手ではありますが、こちらもおすすめです。
その理由ですが、
・5Gbps/10Gbpsを神奈川県内の一部で利用可能
・自社回線だから通信速度が停滞しにくい
・auスマホとのセット割のauスマートバリューが適用される
・乗り換え違約金を還元するauスタートサポートが適用される
などがおすすめとなるポイントですね。
キャンペーン適用条件は、一見微妙ではありますが、オプション内容をよくよく見てみますと、実はかなりお得な内容になっています。
マンションタイプ:電話オプションパック | ホームタイプ:電話オプションパックEX |
オプション総額1,500円/月の内容をセットで500円/月で提供 | オプション総額1,800円/月の内容をセットで690円/月で提供 |
且つ、代理店で申し込む場合には、auスタートサポートプラスというキャンペーンが実施されているのですが、電話オプションパック(EX)が12ヶ月間無料+10,000円キャッシュバックという特典が付いて来るので、そちらを利用するのがおすすめです。
ただ、序盤でも触れましたが、auひかりでマンションタイプが適用される場合には、利用することをおすすめできません。
詳細は以下の記事から、ご確認ください。
もちろん、ホームタイプでしたら全面的にOKなので、検討の余地アリです。