
都内に住んでいれば大概のインターネットが利用できるので、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。
大手に目が行きがちではありますが、実は都内ローカルのインターネットサービスもあったりしてますます決めかねます。
さて、今回は東京在住の方が利用するインターネットは一体どれがいいのか幅広い選択肢の中で月額料金や速度、セット割、キャンペーンなど、基本的な要素を比較して解説したいと思います。
そして最終的に都内でおすすめのインターネットをまとめてみました。都民の方々の参考になれば幸いです。
目次
月額料金
利用するプランについては①各社でおすすめ、あるいは②標準的なプラン、で比較します。
補足として下記で紹介する、ローカルで提供されているケーブルテレビの利用可能エリアですが、
t-net光2.5ギガ:青梅、羽村、福生
イッツコム光:東急沿線一部エリア
となっています。
回線種類 | 事業者名 | マンションタイプ | ホームタイプ |
ケーブルテレビ | t-net光(2.5Gbps) | 5,400円 | |
イッツコム光(1Gbps) | 3,800円台 | 5,200円台 | |
JCOM(1Gbps) | 3,600円 | 6,500円 | |
モバイルルーター | WiMAX(Speed Wi-Fi NEXT W05) 下り最大:708Mbps 上り最大:75Mbps | 4,380円 | |
モバイル固定回線 | ソフトバンクAir 下り最大:350Mbps 上り最大:10Mbps | 3,800円 25ヶ月目~:4,880円 | |
光回線 | フレッツ光(1Gbps) | 4,150円 | 6,100円 |
ソフトバンク光(1Gbps) | 3,800円 | 5,200円 | |
auひかり(1Gbps) | 3,800円 | 5,100円 | |
NURO光 下り:2Gbps 上り:1Gbps | 4,743円 |
t-net光では、2.5Gbpsという速度が、なかなか安価で利用できるようです。
と言っても、エリアはごく一部なので、利用できる人は限られていますが。
イッツコム光も同様で、ケーブルテレビだとJCOMが最も利用エリアが広いです。
JCOMは光コラボと同様の速度の1Gbpsになると、ホームタイプの場合、割高になってしまいます。
初期費用
それぞれの各初期費用は以下の通りです。
回線種類 | 事業者名 | マンションタイプ | ホームタイプ |
ケーブルテレビ | t-net光 | 工事費:20,000円 契約登録料:5,000円 | |
イッツコム | 工事費最大:18,000円 契約事務手数料:3,000円 | ||
JCOM | 工事費:37,500円 契約事務手数料:3,000円 | ||
モバイルルーター | WiMAX | 各端末代 + 登録料:3,000円 | |
モバイル固定回線 | ソフトバンクAir | 契約事務手数料:3,000円 | |
光回線 | フレッツ光 | 工事費最大:15,000円 | 工事費最大:18,000円 |
契約料:800円 | |||
ソフトバンク光 | 工事費最大:24,000円 契約事務手数料:3,000円 | ||
auひかり | 工事費:30,000円 | 工事費:37,500円 | |
登録料:3,000円 | |||
NURO光 | 工事費:40,000円 契約事務手数料:3,000円 |
ソフトバンクAirの初期費用は、厳密に言うとルーターの料金相当額の割引が毎月適用されるので、実質無料ということになります。
WiMAXの端末代ですが、ツープラスギガ放題など、プラン次第では大幅割引される仕様になっています。
しかし回線工事を行う場合だと、工事費がかなりかかりますね。
一応キャンペーンを実施しているところもあり、それによって無料にすることも可能なようですが…それについては、また後述します。
セット割
スマホとのセット割の有無もまた、インターネットを選ぶ要素の一つになりますが、一見何の縁も無さそうなケーブルテレビも、実はセット割を実施しています。
回線種類 | 提供元 | セット割 |
ケーブルテレビ | t-net光 | |
イッツコム | ||
JCOM | ||
モバイルルーター | WiMAX | auスマートバリューmine |
モバイル固定回線 | ソフトバンクAir | |
光回線 | フレッツ光 | ― |
ソフトバンク光 | ||
auひかり | ||
NURO光 | おうち割 光セット |
ケーブルテレビはauスマートバリューが適用されるようですが、ソフトバンク光のおうち割やauスマートバリューは、固定電話の加入が条件となっています。
問題なのが、ケーブルテレビが提供する固定電話は、一般的な光回線の固定電話(大体500円/月ほど)と比較すると、1,330円/月と、かなり高く、auスマートバリューが3年目から割引額が落ちることも考慮すると、却って損してしまうことになります。
ソフトバンク光・Airのおうち割 光セット(A)はワイモバイルの端末の月額料金に適用されるものです。格安SIMでも光回線とのセット割引をしているのはソフトバンクやビッグローブが今のところ代表的です。
要するにauスマートバリューもおうち割も、家族の分のケータイやスマホに割引が適用されるのが大きな特徴です。
キャンペーン
インターネットを契約する際、乗り換え違約金や初期費用などを還元するキャッシュバックキャンペーンなどがあれば心強いですよね。
違約金は更新月のタイミングで乗り換えれば発生しませんが、なかなかそううまいタイミングで解約はできませんので、サポートの厚いキャンペーンがあると助かります。
回線種類 | 提供元 | キャンペーン |
ケーブルテレビ | t-net光 | ー |
イッツコム | ー | |
JCOM | 【乗り換え違約金還元】 JCOM NETキャッシュバック(最大30,000円) | |
モバイルルーター | WiMAX | 指定プランで端末代大幅割引 |
モバイル固定回線 | ソフトバンクAir | あんしん乗り換えキャンペーン(乗り換え違約金を最大10万円還元) |
光回線 | フレッツ光 | ー |
ソフトバンク光 | 乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーン(工事費満額還元) | |
あんしん乗り換えキャンペーン(乗り換え違約金を最大10万円還元) | ||
auひかり | 初期費用相当額割引(月額利用料から工事費相当額の割引を毎月適用) | |
auスタートサポート(乗り換え違約金を最大3万円まで還元) | ||
NURO光 | 5月入会キャンペーン(月額割引、工事費実質無料、設定サポート無料) |
内容的には、ソフトバンク光を筆頭とした光回線のサポートが厚いという印象ですね。
特に、あんしん乗り換えキャンペーンは、最大10万円までの違約金が還元されるとあって、かなりの太っ腹待遇なのが分かります。
やはり光回線がバランス良し!
ケーブルテレビのインターネットは、特にt-net光とイッツコム光だと、エリアが限定されすぎていて、あまり参考にならないかもしれません。
auスマートバリューの適用条件の固定電話も、光回線の固定電話と比べると料金が割高です。
JCOMも、ホームタイプの月額料金は高いですし、やはりバランスの悪さがケーブルテレビには顕著に出ているかもしれません。
WiMAXのモバイルルーターは外でも利用できて便利ですし、コンセントに差せば家のどこにでも持ち出せるソフトバンクAirも便利ですが、何れも上り速度に不安が残ります。
これらの回線で動画を投稿したりオンラインゲームをするのは、あまり適さないでしょう。
そのため、速度や料金、セット割、キャンペーンなど総合的に見ると、光回線がバランスが取れているという結論になりますね。
おすすめ光回線ベスト3
使い勝手がいいインターネットはやはり光回線。
特に東京では冒頭でも述べたように、光回線事業者の選択肢も多いです。
今回はその中でも特に光回線3種をおすすめしたいと思います。
1位:ソフトバンク光

ソフトバンク光を1位にしました理由ですが、光コラボなのでフレッツ回線を導入している集合住宅が多く、マンションタイプが対応しやすいので、東京都内だと重宝することや、おうち割で家族の分のソフトバンクのケータイ・スマホも割引対象になること、乗り換えの場合は違約金や初期費用がキャンペーンで補えることが挙げられます。
「乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーン」や「あんしん乗り換えキャンペーン」の適用条件、並びに申込手順は、以下の記事で詳しく解説しています。
2位:NURO光

次点ではNURO光がおすすめです。
こちらはエリアが限られる光回線ですが、もちろん東京都内はエリア内となります。
おすすめする理由としては、やはり2Gbpsという速度を誇ることや、おうち割が適用されること、5月入会キャンペーンで月額料金が1年間割引され、高額な工事費も無料になり、設定サポートも無料で行えるという点です。
先月は4月入会キャンペーンという同じような内容のキャンペーンがあったんですが、次月もあるのでしょうか?
工事が2度あり、それについては手間となるのですが、「早くこっちのエリアも対象になって!」という反応も少なくない、期待値の高い回線でもあります。
ちなみにキャンペーン対象となる方ですが、
・NURO 光 G2 V(戸建/マンションミニ)に新規入会される方
・申込日から12ヶ月後の末日までに「NURO光」の利用を開始した方
などが条件となっています。
3位:auひかり

そして3位にランクインしたのがauひかり。
こちらは1Gbpsが主に扱われている速度ですが、5Gbpsと10Gbpsのプランが提供開始され、東京都内も対象エリアに該当しています。
auひかりでは、ネットと固定電話(マンションはネットのみ)を同時に申し込むと、固定回線の月額料金に工事費相当額分の割引が適用される、初期費用相当額割引という工事費実質無料キャンペーンが受けられます。
他にもauスタートサポートという、最大30,000円まで違約金が還元されるキャンペーンが受けられるのですが、上位二社のキャンペーンとは違って、オプション加入が必須となります。
auスタートサポートの加入条件となるオプション | |
マンションタイプ | 電話オプションパック(500円/月) ※内容は総額1,500円/月の各種サービスとなる。 |
ホームタイプ | 電話オプションパックEX(690円/月) ※内容は総額1,800円/月の各種サービスとなる。 |
固定電話にオプションなんて要らない…と思うかもしれませんが、実際は結構高いオプションをひとまとめにして安く使えるようになるので、モノとしてはかなりお得ではあります。
また代理店から申し込むと、auスタートサポートプラスという、キャッシュバックやオプション無料などの特典が追加されたものが適用されます。