
ドコモのスマホとのセット割が適用されるドコモ光。
乗り換えてはみたいものの、今使ってる固定回線とかはどうなってしまうのか、その辺も気になってしまいますよね。
ドコモ光を契約する場合の固定電話事情にお悩みの方に向けて、今回は「ドコモ光電話」について掘り下げていきたいと思います。
それぞれに月額使用料がいくらかかるのか、これまでの電話番号を引き続き使うことはできるのか、気になる疑問にお答えしていきます。
目次
ドコモ光で提供する固定電話「ドコモ光電話」
ドコモ光では、「ドコモ光電話」というひかり電話のサービスを提供しており、ドコモ光の回線を用いて電話をかけられる固定電話のサービスで、基本使用料は月額500円となっています。
そこへ通話料金も加算されますが、ドコモ光電話同士の通話だと、日本全国一律3分8円となっています。
東日本エリア
加入電話(アナログ電話)の通話料 | ドコモ光電話の通話料 | |||
通話料金 | 市内(3分) | ¥8.5 | 日本全国 ¥8 | |
県内市外(3分) | ¥20~40 | |||
県外(3分) | ¥20~80 | |||
国際電話 | アメリカ合衆国へ電話(1分) ※グアム・サイパンなど一部を除く。 | ¥60(免税) | ¥9(免税) | |
携帯電話 ※0036を付けずに発信した場合 | ドコモへ電話(1分) | ¥20 | ¥16 | |
auへ電話(1分) | ¥30 | ¥17.5 | ||
SoftBankへ電話(1分) | ¥40 | ¥17.5 |
西日本エリア
加入電話(アナログ電話)の通話料 | ドコモ光電話の通話料 | |||
通話料金 | 市内(3分) | ¥8.5 | 日本全国 ¥8 | |
県内市外(3分) | ¥20~40 | |||
県外(3分) | ¥20~80 | |||
国際電話 | アメリカ合衆国へ電話(1分) ※グアム・サイパンなど一部を除く。 | ¥60(免税) | ¥9(免税) | |
携帯電話 ※0039を付けて発信した場合 | ドコモへ電話(1分) | ¥17 | ¥16 | |
auへ電話(1分) | ¥18 | ¥18 | ||
SoftBank(旧ワイモバイル)へ電話(1分) | ¥17 | ¥16 | ||
SoftBankへ電話(1分) | ¥20 | ¥18 |
おおまかな料金の見本は、この通りになります。
比較してみると、光電話に切り替えれば結構な節約になりますよね。
特に大きいのが市外、県外、国外へ掛けた場合に発生する場合の料金差。
たった1分で、ここまで違うのかと驚きます。
また、NTTの固定電話から新規で乗り換える際に、電話番号や電話機を換えなくてもいいので助かりますね。
ですが、NTT東西のエリアを跨いだ乗り換えとなると、これまでの電話番号を引き継げないことがあるので、ご注意を。
それとNTT加入電話(普通のアナログ回線の電話)から、ドコモ光電話に移る場合も、NTTからレンタルしている電話機を引き継いで使用することはできません。
ドコモ光電話の料金プラン「ドコモ光電話バリュー」
ドコモ光電話では、主に2つの料金プランがあり、上記でも触れた500円のプラン以外だと、480円分の無料通話に6つのオプションサービスが加わる、月額1,500円の「ドコモ光電話バリュー」というプランが用意されています。
この無料通話の余った分は、翌月以降繰り越しさせることもできますし、オプションサービスは合計1,700円分となっているため、ちょっとお得になります。
ドコモ光電話バリュー付加される6つのオプションには、キャッチホン(通話中着信)、ボイスワープ(転送電話)、ナンバーディスプレイ(発信者番号表示)、ナンバーリクエスト、迷惑電話ストップサービス、着信お知らせメールなどが含まれています。
それではオプション内容について、詳しく見ていきましょう。
ドコモ光電話バリューのオプション内容 | |
キャッチホン(月額:月額¥300) | 通話中に着信があった際、それまでの通話を保留にして、通話中に掛かってきた電話に出ることができる。 |
ボイスワープ(月額:月額¥500) | 通話着信を予め設定した電話番号へ転送することができる機能。 |
ナンバーディスプレイ(月額:月額¥400) | 着信番号を電話機のディスプレイに表示させるサービス。 |
ナンバーリクエスト(月額:月額¥200) | 電話番号を非通知でかけた発信者に、電話番号表示をして改めて掛け直す様促すサービスで、ナンバーディスプレイ契約時に利用可能。 |
迷惑電話ストップサービス(月額:¥200) | 着信を受け、迷惑電話だと判断した際、電話機を操作して、その番号から再び着信があった場合、向こうに電話を受けられない旨を伝えるサービス。 |
着信お知らせメール(月額:¥100) | 着信があった際、設定していたメールアドレス宛に通知するサービス。 |
また、ドコモ光電話バリュー以外にも、色々オプションがあるので、そちらについてもご紹介します。
ドコモ光電話のオプションサービス・その他 | |
ダブルチャネル(月額:¥200) | ドコモ光電話で1契約につき2回線分の通話が可能となるサービス。 |
追加番号(月額:¥100) | ドコモ光電話とはまた別に、別途で4つの電話番号、計5つの番号を利用できるサービスで、こちらは新規契約ではなく、転用のみで利用可能です。 |
機器の利用(月額:無料) (※別途機能利用:東日本¥300/西日本¥100) | ドコモ光電話を利用する際、専用のルーターをレンタルすることになります。 このルーターのレンタル料は無料ですが、無線LAN機能や、無線LANカードを追加するとなると、東日本で300円、西日本で100円と月々負担することになります。 |
ドコモ光料金明細サービス (eビリング掲載/月額:無料) (月額:¥177円) | ドコモ光電話の利用金額について、掛けた時間帯やどこへ掛けたか、どれだけ放したかなど、内約を知らせるサービス。 WEBのみでの閲覧は無料となりますが、郵送を利用する場合は、書面の作成料に100円、郵送料に77円ほど掛かります。 |
ただ、ほとんどのご家庭では固定電話を使用する機会は無いかと思われるので、基本的には500円のプランで十分かと思われます。
申し込んでから使用するまでの流れ
それでは、ドコモ光電話を利用するまでの流れについて、解説します。
ドコモ光の契約とまとめて手続きする場合
ドコモ光を利用するついで、光電話を利用する場合は、普通に申し込むのと基本的に流れは変わらないのですが、申し込む際にドコモ光電話を利用する旨を伝え忘れない様にご注意を。
また、申し込み手続きをした際、その後ドコモから確認の連絡が来て、それを無視すると、光電話どころか、ドコモ光自体の申込が無効となるのでご注意を。
利用開始となるまで、ドコモとの連絡は怠らない様に心がけてください。
オンラインではできないこととは?
ドコモ光のペア回線(ドコモのスマホなどの端末)を設定していない場合、ドコモオンラインで光電話の契約内容の確認や変更などの手続きができません。
恐らくドコモユーザーでない方が、ドコモ光の光電話を利用することは通常無いかと思いますが。
ドコモ光を利用中の方が追加で利用する場合
既にドコモ光に契約済みという方が、光電話を追加利用する際の申込方法についてご説明します。
手続方法
ドコモ光電話の申込は、ドコモショップ、ドコモインフォメーションセンター、或いは家電量販店といった選択肢の中から選ぶことになりますが、家電量販店で手続きする場合は、携帯端末と同時購入する場合、プラス料金明細サービスを利用していない場合に限り、追加申込が可能となります。
申込時に必要なもの
申込時には、ドコモの携帯端末の契約内容を確認し、本人確認も行われます。
ネットワーク暗証番号なども必要になり、口頭にて本人確認作業が遂行されることになります。
本人確認書類は基本的には不要となっていますが、店頭での手続きを行う際は、一応持っておいた方が無難です。
手続きの際に発生する費用
契約事務手数料となる2,000円を負担することになります。
他社の光電話は?
auひかりで利用できる”auひかり電話”
auひかりだと、auユーザーであれば無料で光電話が利用できますが、非ユーザーでも月額500円で利用可能で、さらに電話オプションパックというサービスを利用すると、プラス500円、月額合計1,000円で、様々なオプションを低価格で利用することができます。
ソフトバンク光で利用できる”ホワイト光電話”
ソフトバンク光で提供するホワイト光電話は、月額467円の基本プランから、国内の固定電話同士の通話が3時間無料になる月額943円の基本プラン+α、国内通話(携帯、PHS含む)が毎月500回まで無料になる月額1,410円のだれとでも定額 for 光電話などがあり、通話料をかなり重視したプランが用意されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
固定電話を利用されている方ならば、尚更アナログ電話よりも、ずっと安く利用できることが分かったかと思います。
ドコモ光以外でも、光電話のサービスを実施していますが、ドコモユーザーの方でも「ドコモ光のプランが自分にはあんまりお得じゃないかも…」ということも十分起こり得ますので、そういった場合は、他社のプランも見当されてみてはいかがでしょうか?