
光回線を選ぶ際、自分の契約している「スマホ」などが安くなるかどうか、は大事な指標です。特にauの場合「auひかり+auひかり電話+auスマホ・タブレット・ケータイ」で「auスマートバリュー」という割引を適用することが出来ます。
しかし!一部地域ではauひかりが使えません!ということで、そんなときどうしたらいいかをまとめました!
目次
auの割引は2種類
auスマホとインターネット回線をセットで使うことで生じる割引は2種類あります。それは「auスマートバリュー」と「auセット割」です。この二つは「割引金額」と「条件」、それから「対象のインターネット回線事業者」も違います。
対象インターネット | 割引金額/月 | 条件 | |
auスマートバリュー | auひかり系、電力会社系光回線、ケーブルテレビ | 500~2000円×10 | 回線+テレビもしくは回線+電話もしくはテレビ+電話の契約 |
auスマートバリューmine | WiMAX | 500~1000円×1 | UQ Flatツープラス ギガ放題(2年/3年)またはUQ Flatツープラス(2年/3年/4年) |
auセット割 | 特定の光コラボ | 500~1200円×1 | 対象光コラボとの契約 ※光コラボによっては特定の割引併用不可 |
以上のように、金額に関しては本家のauひかりに対応する「auスマートバリュー」の方が高いです。ただ、条件も異なり、auスマートバリューの場合は「インターネット回線+テレビ」もしくは「インターネット回線+電話」の契約が必要になるのに対し、auセット割では、そこまで条件が厳しくありません。
簡単に言えば「auスマートバリュー」の方が「割引金額」はいいが、「auセット割」の方が「条件」がいい、といった様子です。auスマートバリューmineは条件としてはauセット割に近く、割引金額はauセット割よりもむしろ低いです。
二つの割引は契約する先によって変わるのですが、一方は「auひかり系」か「電力会社系」か「ケーブルテレビ系」の三つが選択肢となります。
auひかり系 | auひかり |
auひかりちゅら(auひかりの沖縄版) | |
電力会社系 | コミュファ光(中部電力系) |
eo光(関西電力系) | |
Pikara光(四国電力系) | |
MEGAEGG(中国電力系) | |
BBIQ(九州電力系) | |
ケーブルテレビ | J:COM |
各地方ケーブルテレビ(100社以上) | |
WiMAX | WiMAX |
ざっと上げてみましたが、「○○電力系」というのはその地域にのみ利用できる光回線になります。また、「ケーブルテレビ」の回線は光回線ではなく、これまた従来のあまり速くない光回線ですので、さほどおすすめはできません。WiMAXはポケットWi-Fiを提供するものであり、そもそも光回線ではないです。
最後の「光コラボ」というのはauひかりとは違い「フレッツ光」の光回線をプロバイダ会社がセットにして売っているものです。
auひかりのエリア
ところで、auスマートバリューをするにはキャッシュバックも高く、値段もそこそこのauひかりに申し込んでしまえばいいはずです。しかし、auひかりには思わぬ落とし穴があるのです。それは「実は全国展開ではない!」という点です。
戸建て
フレッツ光がほとんどどこでも利用可能なのに対しauひかりは「中部地方」と「関西地方」のほぼ全域で利用することができません。
詳しくは公式サイトで調べることが出来ます。
中部・関西に住んでいる場合「なんでなん?」「なんでやねん!」と思うかもしれませんが、auひかりは使えない可能性が高いです。こればかりはどうしようもありません。しかし、その代りにコミュファ光(中部電力系)やeo光(関西電力系)はauスマートバリューを展開しているので、auスマホの割引を最大限生かすことはできます。
マンション
以上の話は国内全体の話ですが、「エリア内」であっても「マンション」が対応しない場合があるようです。つまりマンションの管理者側が採算が合わなかったりすることからauひかりの設置を認めないことがあるのです。そのため、中部・関西でなくても「なんで!」と思うかもしれませんが、使えないことはあります。
エリア外の場合の選択肢
さて、「auひかりのエリア外」「auひかりが使えないマンション」だった場合にauスマホの割引を獲得するために、他の選択肢がいくつかあります。
それはもちろん先程の表の
・電力会社系光回線
・ケーブルテレビ
・WiMAX
・光コラボ
四つです。この四つを簡単に比べていきましょう。
月額料金 | キャッシュバック | 速度 | 割引 | 条件 | |
電力会社系 | 5000円~ | 0円 | 1Gbps | auスマートバリュー | ネット+電話 |
ケーブルテレビ | 5500円~ | 0円 | ~320Mbps | auスマートバリュー | ネット+電話 |
WiMAX | 3500円~ | ~3000円 | ~433Mbps | auスマートバリューmine | ネットのみ |
光コラボ | 3600円~ | ~32000円 | 1Gbps | auセット割 | ネットのみ |
電力会社系
電力会社系は3000円台での月額料金で提供している場合もありますが、そのすべてが「auスマートバリューを適用しない場合」の割引された料金となっています。つまり、「新規○○割」みたいなものと「auスマートバリュー」を併用できないため、結局電話も合わせて5000円ほどの契約料金となってしまうのです。
ケーブルテレビ
ケーブルテレビ高いうえに速度も遅いのでここではやはり論外と言わざるを得ません。
WiMAX
WiMAXはと言えばやはり月額料金は安いのですが、キャッシュバックが充実しておらず、速度も遅いです。また、なんといっても「速度制限」なるものがあるので他の光回線とは異なります。通常光回線や自宅の固定インターネット回線というのは「速度制限」というものはなく、データは無制限に利用することができます。ポケットWi-Fiのように持ち運びはできませんが、インターネットで困ることはありません。また、「auスマートバリューmine」なので割引金額もやや低めです。
光コラボ
光コラボは月額料金も低く、キャッシュバックも充実しており、auセット割の条件も厳しくはないです。auスマートバリューには劣りますが、それでも最大毎月1200円お得になるので、一人暮らしであったり、大容量プランの人が一人しかいないような家では十分割引されることになります。
auセット割の「条件」でいいところは「電話の契約がいらない」という点です。
まとめ 「おすすめは光コラボ!」
ということで、さしあたり評価するとこんな感じでしょうか。
月額料金 | キャッシュバック | 速度 | 割引 | 条件 | |
電力会社系 | △ | △ | 〇 | 〇 | △ |
ケーブルテレビ | △ | △ | △ | 〇 | △ |
WiMAX | 〇 | △ | △ | △ | 〇 |
光コラボ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
総合的に見て光コラボが圧倒的に良いのではないかと思います。
auひかりが設置できない地域でauのスマホセット割引を受けたい場合は光コラボがおすすめ!
どんな光コラボがあるのか
一口に光コラボと言ってもすべての光コラボでauセット割が利くわけではありません。
auセット割が利く光コラボが全部で6社くらいとなっています。
ビッグローブ光 |
@nifty光 |
DTI光 |
エディオン光・エディオンネットIoTパック |
AsahiNet 光 |
ひかりゆいまーる |
今回はこの中でもおすすめのビッグローブ光と@nifty光を取り上げましょう。
ビッグローブ光
月額料金(戸建) | 4980円 |
月額料金(マンション) | 3980円 |
auセット割条件 | 転用した場合のファミリータイプ永年200円/月引き、マンションタイプ永年100円/月引き特典と併用不可 |
工事費 | 無料 |
キャッシュバック | 26,000円 |
スピードアワード2016 | auプロバイダ最優秀賞 光コラボWi-fi西日本優秀賞 au,Wi-fiプロバイダ優秀賞 |
工事費は無料で、キャッシュバックも高額です。また、スピードアワードでも優秀な成績を収めています。
転用した場合の割引がなくなりますが、この割引は代理店経由では存在しなかったり、なくても標準料金が変わるわけではありません。また、500円/1200円のどちらのauセット割の割引料金よりも下回るのでauセット割が使えるなら、使ってしまったほうがいいです。
@nifty光
月額料金(戸建) | 4500円 |
月額料金(マンション) | 3400円 |
auセット割条件 | @nifty光 × 東京ガストリプル割との併用不可 |
工事費 | 20000 |
キャッシュバック | 15,000円 |
スピードアワード2016 | 光コラボ西日本優秀賞 au,Wi-fiプロバイダ最優秀賞 |
月額料金が安く、auセット割の条件も大して厳しくないです。東京ガスとの割引が使えないだけなので、該当者は少ないでしょう。
工事費をキャッシュバックで賄えないのは玉に瑕ですが、スピードアワードでも優秀な成績を収めていますし、信頼ができます。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
auひかりが設置できない地域で、auスマホの割引を受けたい場合は「光コラボ」と契約して「auセット割」を使うのがおすすめです!!