
光コラボのセット割引に、インターネットとauスマホ携帯の同時契約で割引が適用されるauセット割というものがあります。
その名の通りau端末が対象となりますが、新規契約でなくても既存のauユーザーも対象としています。
今回は、このauセット割についてご紹介します。
目次
auスマホとインターネットで月額割引のセット割
auセット割とは、インターネットとauスマホ・携帯などのauの端末を利用している人を対象とした割引サービスです。
auセット割は、光コラボのビッグローブ光や@nifty光などの大手が実施していますが、国内シェア第2位であるauユーザーの数は多く、光コラボを利用する人の多くがお得になる割引サービスです。
大雑把なイメージができたところで、auセット割について説明していきましょう。
2018年4月追記 💡 @nifty光ではauセット割がサービス終了し、代わってauスマートバリューが適用できるようになりました
auセット割で何が割引されるの?
auセット割は、利用しているインターネットの月額料金が割引されます。
毎月月額料金から最大で1,200円が割引され、既存のauユーザーは新たに携帯電話回線の新規申し込みをする必要がありません。
割引額は500円と1,200円の2つのコースがあり、料金プランによって割引額が変わってきます。光コラボを実施している回線事業者によって名前も変わってきますが、主にデータ容量の大きなプランとそうでないプランで割引額が分けられています。
データ定額プラン5~やauタブレットを利用している場合は1,200円、auケータイやピタッとプランなど基本料金が低価格に抑えられているものが500円の割引であると考えておくと良いでしょう。
その他のauセット割適用条件は?
- auセット割を実施しているインターネットとau端末を同時契約すること
- auセット割を実施しているインターネット回線事業者が定めている契約プランに該当すること
- auセット割申し込み時に登録するau端末の氏名と電話番号がauの契約内容と一致すること
- インターネットを引く住所と上記契約者の契約内容が一致すること
- auセット割契約の対象端末が「auスマートバリュー」 or 「auスマートバリュー mine」を契約していないこと
以上の5つがauセット割の厳密な条件となります。
インターネットとau端末の同時契約は当然として、意外に見落としがちなのが、「auセット割申込者の登録内容と登録するスマホの契約者の内容が一致」という条件です。
auセット割の申込者とスマホの契約者が一致しているかチェックが必要
例えば、家族から譲り受けたスマホをそのまま使っていたとして、その人がauセット割に申し込むとします。譲り受けた時に登録者を変更していないと、登録するつもりだったスマホの契約内容は最初の持ち主のままということになります。
今のスマホの持ち主とauに登録されている契約内容が違っているため、auセット割に申し込めないという状況になってしまいます。
電話回線の契約などでもよくあるトラブルですが、auセット割の申し込みをする場合は、auセット割に登録するauスマホ・モバイル端末・携帯電話はその端末の契約者が必ず申し込みをする必要があるのです。
スマホからインターネットまで全て自分の名義で契約している人には問題ありませんが、人から譲り受けたものだったりすると割と多い落とし穴でもあります。
そして、契約するインターネットとauセット割に登録する契約内容も一致させないといけません。誰かに契約を代行してもらうなど本人が契約しないとなると、代行契約への同意書などこれまた面倒な手続きが必要になってしまうので、本人が契約しておいた方がスムーズに済みます。
最後に「auスマートバリュー」 or 「auスマートバリュー mine」を契約していないこと、とありますが、これは同じauの違うサービスを併用できないということです。
「auスマートバリュー」と「auスマートバリュー mine」とは?
auスマホ携帯と連動した割引サービスに、「auスマートバリュー」を冠した2種類の割引サービスがauにはあります。
auセット割がインターネットの月額料金の割引に対し、auスマートバリューはスマホ携帯の月額料金が割引されるという差別化がされています。
料金割引サービス | セット内容 | 割引料金 |
auスマートバリュー | auスマホ携帯 + 固定通信サービス or auスマートポート | 最大2年間2,000円/月 |
auスマートバリュー mine | auスマホ携帯 + Wi-Fiルーター | 最大1,000円/月 |
auスマートバリューの固定通信サービスとはネット回線、テレビ、電話回線が含まれており、auのスマホ携帯とこのいずれかをセットで契約する必要があります。auスマートバリュー mineはスマホ携帯とWiFiとの契約のみなので、自分の環境に合わせて選ぶのが良いでしょう。
auスマートバリューは2年間のみ2,000円の割引が適用され、3年目以降は934円と割引額が下がってしまうのも覚えておきましょう。
auスマートバリューとauスマートバリュー mineを適用しているとauセット割が適用されず、どちらか一方を選ばないといけない仕様となっています。パソコンやモバイル端末からのネット接続とスマホ携帯のどちらに比重を置いているかでよく考えて選ぶ必要があります。
auセット割引とauスマートバリューは適用回線数が違う
auセット割は適用される回線は1つまでとなっており、複数回線を割引するということはできません。通常は1世帯1回線で問題はないと思われるので、特にデメリットではないでしょう。そのためか、法人の方にはセット割が適用されないという制限があります。
一方のスマートバリューは、契約している回線が1つに付き10回線まで適用可能です。つまり、1世帯で10人までスマートバリューが適用されるのです。また、特例として50歳以上の家族がいる場合、契約している住所と別住所でもスマートバリューが適用されます。もしもの時など、契約している住所とは別に住んでいる高齢の家族と連絡が取りやすいようKDDI側の配慮とも言える措置でしょう。
auセット割がある光コラボで比較
auの月額料金はある程度決まっていますが、ネット回線は選ぶ光コラボによって月額料金が変わってきます。どちらのセット割引を選ぶかの目安として、次からauセット割引を実施している光コラボで比較していきます。
- ビッグローブ光
@nifty光→2018年5月よりauスマートバリューに移行- アサヒネット光
- DTI光
- エディオンネット IoTパック
- ひかりゆいまーる
auセット割を実施している光コラボの上記6社で比較してみましょう。
auセット割はどこで契約しても一律最大1,200円割日というのは変わりませんが、月額料金は各事業者ごとに変わってきます。今回はどこのプロバイダを利用するのが一番お得か、月額料金で比較していきましょう。
光コラボ別月額料金比較
光コラボ | マンションタイプ | ホームタイプ |
ビッグローブ光 | 3,980円 | 4,980円 |
@nifty光 | 3,400円(3年目以降3,980円) | 4,500円(3年目以降5,200円) |
アサヒネット光 | 4,080円 | 5,180円 |
DTI光 | 3,600円 | 4,800円 |
エディオンネット IoTパック | 3,200円 + 800円 | 4,400円 + 800円 |
ひかりゆいまーる | 3,800円 | 5,200円 |
上記金額表はプロバイダ側で用意している推奨されている基本プランの料金となり、例えば、ビッグローブ光は割引が最大となる3年プランで表示しています。また、auセット割との併用が不可能な割引は除外した上で最安値を抜粋しています。
月額基本料だけで見れば、@nifty光がマンション・ホーム共に最安値ですが、3年目以降となるとDTI光がトップに躍り出ます。ここで少し特殊なのがエディオンネット IoTパックですが、こちらはエディオン光から移行したインターネットで、旧エディオン光の月額料金にエディオンネット IoTパックの利用料をプラスする特殊な料金形態となっています。
どのインターネットも料金は似たようなものですが、auセット割を適用することでさらに金額を割引くことが可能です。もしも併用不可能な割引とauセット割が併用できていたら月額料金が2,000円代を切る勢いとなってしまいますから、ある意味併用不可は納得と言えるでしょう。
★ビッグローブ光でもauスマートバリューが適用可能になりました!
?セット割よりお得?BIGLOBE光のauスマートバリュー適用条件
★auスマートバリューが組める光コラボ、ひかりJとは?
☞ひかりJはお得なの?他社光コラボと比較して見た
ちなみに事務手数料や工事費などを比較すると以下になります。
光コラボ | 契約事務手数料 | 工事費 | ||||||
マンションタイプ | ホームタイプ | マンションタイプ | ホームタイプ | |||||
新規 | 転用 | 新規 | 転用 | 派遣工事あり | 派遣工事なし | 派遣工事あり | 派遣工事なし | |
ビッグローブ光 | 3,000円 | 27,000円 | 基本無料 | 30,000円 | 基本無料 | |||
@nifty光 | 2,000円 | 17,000円 | 基本無料 | 20,000円 | 基本無料 | |||
アサヒネット光 | 800円 | 2,000円 | 800円 | 2,000円 | 15,000円 | 基本無料 | 18,000円 | 基本無料 |
DTI光 | 800円 | 1,800円 | 800円 | 1,800円 | 15,000円 | 基本無料 | 18,000円 | 基本無料 |
エディオン光 | 800円 | 3,000円 | 800円 | 3,000円 | 15,000円 | 基本無料 | 18,00円 | 基本無料 |
ひかりゆいまーる | 3,000円 | 7,600円~18,000 | 2,000円 |
立ち合いなしの派遣工事なしは基本無料ですが、土日休日の工事には別途で3,000円ほどの費用が掛かってしまうので、注意するとしたらその点でしょう。工事費用はフレッツ光の転用の場合はドコモ基本は無料となり、契約事務手数料でインターネットごとに違いがありますが、どこも似たような金額で落ち着いています。
ビッグローブ光と@nifty光はマンション、戸建て、新規・転用関係なく事務手数料が同じなのもシンプルです。
auセット割を利用するならキャッシュバック特典もチェック!
月額料金から最大で1,200円の割引が適用されるauセット割ですが、上で比較した月額料金で単純に見れば一番安い方を見るのがお得に思えます。
光コラボ | マンションタイプ | ホームタイプ |
ビッグローブ光 | 2,780円 | 3,780円 |
@nifty光 | 2,200円(3年目以降2,780円) | 3,300円(3年目以降4,000円) |
アサヒネット光 | 2,880円 | 3,980円 |
DTI光 | 2,400円 | 3,600円 |
エディオンネット IoTパック | 2,800円 | 4,000円 |
ひかりゆいまーる | 2,600円 | 4,000円 |
これだけ見ればDTI光と@nifty光が最安値となり、単純に月額料金だけを見ればこの2つがおすすめとなります。しかし、ここで他の特典に目を向けてみると考え方が変わってきます。
auセット割と併用できる特典とは何か?それはキャッシュバックです。
上の表で紹介されている光コラボのほとんどは、キャッシュバックが公式で用意されていますが、その金額も5,000円~10,000円といったものばかりです。ところが、代理店で申し込んだ場合、金額が跳ね上がるのです。
正規代理店の株式会社NEXTを例にとり、仮にビッグローブ光への申し込みをするとします。するとどうでしょう?以下で他社のキャッシュバックキャンペーンと比較してみましょう。
インターネット | 新規申し込み | 転用申し込み | キャンペーン特設ページ |
ビッグローブ光 | 35,000円 or 26,000円 + 高速無線ルーター | 10,000円 | 〇 |
@nifty光 | 15,000円 | 5,000円 | 〇 |
アサヒネット光 | 2017年7月現在なし | ||
So-net光 | 25,000円 or 20,000円 + 高速無線ルーター | 〇 | |
DTI光 | 最大15,000円(2017年9月30日18:00まで) | 公式サイト | |
エディオンネット IoTパック | 2017年7月現在なし | ||
ひかりゆいまーる | 10,000円 | 公式サイト |
NEXTで取り扱っているインターネットは上記だとビッグローブ光とnifty光ですが、この2つが他と比べると頭一つ抜けてることが解ります。特にビッグローブ光は群を抜いた高額キャッシュバックと言えます。代理店NEXTでは最短で2ヶ月という振り込み期間の早さも特徴で、すぐに手元にキャッシュバックが届くというのも嬉しいポイントです。
So-net光は公式の方が30,000円と高く、20,000円分のAmazonのギフト券と選べるという利点もありますが、2017年8月31日までと言う期間限定の上に、受け取りまでに約1年と期間が長いのがネックとなります。NEXTでは取り扱ってはおりませんが、こちらも代理店ラプターでは高額キャッシュバックを行っております。
月額基本料金の安さ、キャッシュバック特典などを見てみると、ビッグローブ光、@nifty光、次いでSo-net光という形になります。また、NEXTでは期間を設けずいつでもキャッシュバックを実施しているというのも強みと言えるでしょう。
上位の3回線はユーザーも多く、安定した人気と品質があるインターネットでもあります。
★2018年6月追記
2018年5月で@niftyのauセット割は終了しスマートバリューへと移行したため、auセット割にこだわりたい方はビッグローブ光かSo-net光がおすすめです。