
埼玉県にお住まいの場合だと、東京近郊であるだけに、特にインターネットを選ぶのに不自由は無いのかもしれません。
ただ、選択肢があるというのも困り物で、余計に何を選んでいいか分からなくなってしまう方もいらっしゃることでしょう。
中にはエリア限定で提供しているインターネットもありますし、埼玉にもそういったサービスが存在していますから、地元民としては気になってしまいますよね。
そこで今回は、埼玉県にお住まいの方に、どんな選択肢があり、どんなインターネットがおすすめなのかについて解説したいと思います。
目次
ケーブルテレビ提供のインターネット
ケーブルテレビと言えば、ご当地限定で運営しているサービスも各地にあり、埼玉にも地域限定のケーブルテレビがあります。
埼玉の方なら、きっとご存知かと思われますが、インターネットサービスの方までご存じではないかもしれませんので、ここでご紹介致します。
蕨ケーブルテレビ「ウインク光」
画像:ウインク光公式
埼玉限定のケーブルテレビ、蕨ケーブルテレビが提供するウインク光は、蕨市の中央、南町、北町、塚越、錦町でのみ展開されているインターネットとなっています。
驚くべきなのは、ウインク光では最速で4Gという驚異的な通信速度を提供しているという点。
しかし、埼玉限定と言うよりは、蕨市というかなり限られたエリアでのみ提供されているため、埼玉在住の多くの方にとっては、あまり参考にはならないかもしれませんが、当該エリアに住まわれている場合は、ご参考にどうぞ。
― | ホームタイプ | マンションタイプ | |
月額料金 | 4Gbps | 6,800円 | 5,800円 |
1Gbps | 4,900円 | 3,900円 | |
初期費用 | 工事費 | 36,000円 (1,500円×24回) | 18,000円 (1,500円×12回) |
契約事務手数料 | 2,000円 | ||
セット割 | auスマートバリュー | ||
キャッシュバック・工事費還元キャンペーン | なし |
一般的なインターネットの速度は、1Gが普通ですが、当然4Gともなると料金は少々上がります。
月額料金だけなら取るに足らないかもしれませんが、ホームタイプは特に初期費用が高額であるため、工事費還元キャンペーン(あるいは相当額を月額料金に割引する特典)などが無いと、心許ないかもしれません。
auスマートバリューがあるので、これだけ見ればauユーザーには利点となりますが、適用条件には、ケーブルプラス電話(固定電話)か、ケーブルテレビに加入する必要があります。
固定電話の場合は、1,330円/月かかり、ケーブルテレビの場合の最低月額は、BSの9chが観れるチューナー設置なしのパススルー方式のプランが600円/月となっています。
他社であれば、大体月額500円ほどで固定電話が利用できますが、ケーブルプラス電話の月額1,330円は、かなり高額ですよね。
となると、最安値を狙うとしたら、ケーブルテレビのBS9chが観れるプランの方が、ウインク光の場合は良いのかもしれません。
BS9chを観たいと思うのであれば、ですが。
JCOM
画像:JCOM公式
管理者の判断でJCOMのケーブルテレビを導入している集合住宅も多いでしょうから、その流れでインターネットもJCOMに、という方も多くいらっしゃるかもしれません。
ですが集合住宅の場合だと、最速でも320Mbpsまでしか出せないため、ゲームや動画配信など、通信量の大きい利用になってしまうと、使い心地が良いとは言えないでしょう。
動画視聴などでしたら、概ね問題ない程度には使用できます。
― | ホームタイプ | マンションタイプ | |
最大通信速度 | 1Gbps | 320Mbps | |
月額料金 | 6,500円 | 3,600円 | |
初期費用 | 工事費 | 37,500円 | |
契約事務手数料 | 3,000円 | ||
セット割 | auスマートバリュー | ||
キャッシュバック・工事費還元キャンペーン | プランによってはあり |
1Gbpsだと、月額料金がちょっとお高いですね。
また、工事費もかなり高額になってしまいます。
一応この工事費を無料にする方法もあるのですが、ホームタイプにしろマンションタイプにしろ、スマートお得プランといった追々月額料金がグンと高くなるプランに加入しなければならないというデメリットがあります。
ちなみにJCOMでもauスマートバリューを提供しており、こちらもウインク光同様に、適用条件として固定電話かケーブルテレビに加入する必要があります。
速度も速度ですし、インターネットを第一目的としてJCOMに加入される方はあまりいないと思うので、固定電話とセットでの利用は恐らくそんなにはされないかもしれませんが、固定電話ではJ:COM PHONEプラスというサービスが1,330円/月となっており、ウインク光と同じ金額になっています。
おすすめインターネット・ベスト3!
ケーブルテレビに関してはおすすめできないので、選択肢から除外することを推奨します。
ウインク光に関しては、提供エリアが埼玉県内の中でも限定的すぎるため、埼玉に住むほとんどの方にとって、そもそもあまり参考にならないのが問題です。
JCOMは工事費を無料とすることもできますが、それも条件が厳しいため、あまりお得とは言えません。
やはりインターネットそのものに特化したサービスに加入するのが無難だと言えます。
工事費無料、乗り換え違約金還元、そういった特典は比較的容易に受けられるところも珍しくないので、お得なキャンペーンを実施しているおすすめの3回線を、最後に紹介致します。
1位:ビッグローブ光
ビッグローブ公式
ビッグローブ光は光コラボの一つで、どの方にも幅広くおすすめできるインターネットですが、特にauユーザーの方には最適でしょう。
最大通信速度 | 1Gbps | ||
初期費用 | 新規 | ホームタイプ | 18,000円 |
マンションタイプ | 15,000円 | ||
申込手数料 | 1,000円 | ||
転用 | 2,000円 | ||
月額料金 | ホームタイプ | 5,180円 | |
マンションタイプ | 4,080円 | ||
セット割 | auスマートバリュー:月最大2,000円割引 | ||
auセット割:月最大1,200円割引 | |||
光☆SIMセット割:月最大300円割引 | |||
キャンペーン ※以下窓口 | 高額キャッシュバックキャンペーン | ||
工事費無料 or 割引キャンペーン |
ビッグローブ光を1位としたのは、セット割の豊富さが理由の一つにあります。
スマホの月額料金から割り引かれるauスマートバリューに加え、固定回線の月額料金に割引が適用されるauセット割、さらにビッグローブの格安スマホの月額料金が安くなる光☆SIMセット割まで加わるのですから、選択肢が色々あるというのは大きいでしょう。
それとビッグローブ光の工事費無料キャンペーンは、3年プランのみが適用され、2年プランは工事費割引キャンペーンが下記窓口で適用されますが、3年プランというのは特に集合住宅の様な賃貸住宅住まいの方にとって、
「こんなに長いプランだと引っ越しとかで解約するとき違約金がかかって大変だよ…」
というのが、懸念されてきたかと思います。
ですがビッグローブ光では、そもそも移転費用が無料となっているため、移転費用を理由に解約する理由は少なくとも無くなります。
そのため、ビッグローブ光は他社と比べ、長く使い続けやすいという特徴を持っています。
2位:ソフトバンク光
ソフトバンク光公式
ソフトバンク光もビッグローブ光同様に光コラボの一つに入ります。
特におすすめなのは、やはりセット割対象となるソフトバンクユーザーの方々。
さらに乗り換え時の違約金サポートが厚いのが特徴です。
最大通信速度 | 1Gbps | ||
初期費用 | 新規 | 宅内工事あり ※配線設備を新設 | 24,000円 |
宅内工事あり ※配線設備を再利用 | 9,600円 | ||
派遣工事なし | 2,000円 | ||
契約事務手数料 | 3,000円 | ||
転用 | |||
月額料金 | ホームタイプ | 5,200円 | |
マンションタイプ | 3,800円 | ||
セット割 | おうち割 光セット:月最大1,000円割引 | ||
おうち割 光セット(A):月最大1,000円割引 ※ワイモバイル用割引 | |||
キャンペーン | 【締切間近!2018年5月7日まで受付!】 新生活応援!キャッシュバック/割引キャンペーン ※最大24,000円キャッシュバック or 最大1,000円割引×24ヶ月 ※引っ越し先でソフトバンク光を利用される方が対象 | ||
乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーン ※最大24,000円キャッシュバック or 最大1,000円割引×24ヶ月 ※他社から新規で乗り換えられる方が対象 + あんしん乗り換えキャンペーン ※乗り換え違約金を最大10万円まで実質満額還元 |
セット割ですが、ソフトバンクはもちろん、ワイモバイルの端末に向けたものも用意されています。
ソフトバンク光で通常実施されているキャンペーンは、「乗り換え新規でキャッシュバック/割引きキャンペーン」と、「あんしん乗り換えキャンペーン」になります。
乗り換えの際のコストを徹底的に抑えられるキャンペーンを実施しているのは、ソフトバンクの強みですが、もうすぐで申込受付が終了する「新生活応援!キャッシュバック/割引キャンペーン」は、乗り換えでない全くの新規の方が対象となるキャンペーンですので、この春新生活を迎えられた方は、チェックしましょう。
3位:auひかり
画像:au公式
auひかりは独自回線となるため光コラボにはならず、転用はできませんが、auユーザーの方々にとっては、もちろんメリットのある光回線です。
通信速度 | 1Gbps | 5Gbps(+500円/月) | 10Gbps(+1,280円/月) |
初期費用 | 工事費 | 37,500円 | |
契約事務手数料 | 3,000円 | ||
セット割 | auスマートバリュー | ||
キャンペーン | auスタートサポートプラス ※乗り換え違約金を最大3万円まで還元 ※通常はスタートサポートで、下記窓口でスタートサポートプラスになる。 |
auひかりでは何と、5Gbpsと10Gbpsのプランを始めてしまいました。
提供エリアは今の所(2018年4月時点)、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部エリアとなっています。
一応埼玉でも利用できるということで、こちら見逃せませんね。
ビッグローブ光がauセット割を実施しているのに対して、auひかりのセット割は意外にもauスマートバリューのみとなっています。
auスマートバリューの割引対象は、契約者とその家族のスマホの月額料金なので、対象回線が多い分、基本的にはこちらの方がお得なのですが、割引が一人にしか適用されない場合など、場合によってはauセット割の方が適している場合もあるので、少なくともauセット割が向いている方であれば、ビッグローブ光の方が良いでしょう。
またauひかりでは、工事費がかなり高めに設定されていますが、月額料金に24ヶ月間、工事費相当額の割引が適用され、分割払いにしますとプラマイゼロ感をより体感できるかと思います。
auスタートサポートは、乗り換え時の違約金を還元するものですが、一部の代理店から申し込むことで、より内容を厚くしたauスタートサポートプラスというものが受けられますので、auひかりを申し込まれる場合は、お見逃しの無い様に!