
月額料金の安さが評判を呼んでいるニフティ光ですが、巷ではこんな声もあるみたいです。
ニフティ光の利用者であれば、
「フレッツ光より安いからニフティ光に乗り換えたのに、何でこんなに通信速度が遅いの!?」
検討中の方であれば、
「ニフティ光って月額料金も手頃だし、乗り換えたいなって思うんだけど、ツイッターで評判を見てみたら通信速度が遅いってツイートが多いみたいで迷ってるんだよね…」
確かに、いくら月額料金が安くたって、速度に不安があるのなら安い金額も無駄になってしまいますよね。
ですが、通信速度が遅くなる理由について、考えたことってありますか?
速度が遅くなってしまう原因は、実に様々な例が挙げられるのですが、それらの原因を打破できる裏技、と言いますか、意外に知らない秘策があるので、今回はそのことをメインに、ニフティ光の通信速度について解説してまいります。
目次
ニフティ光の通信速度が遅い原因
ニフティ光に限定した話ではありませんが、インターネットの通信速度が遅くなる理由は、主に以下のことが考えられます。
・ルーターに問題がある。
・利用地域やマンションの関係でアクセスが集中している。
・接続しているパソコンや携帯端末などのデバイスのスペックに問題がある。
・プロバイダによる問題。
・最悪ウイルスによるものが原因していることも。
また、フレッツ光から乗り換えた方の中には、フレッツ光より遅い、という方もいらっしゃるんですよね。
しかし考えてもみてください、ニフティ光って、そもそも光コラボというフレッツ光回線を利用したサービスなので、回線自体は同じはずなんです。
そこで速度が遅くなる原因の一つにあった、「プロバイダ」が関係してくるのですが、プロバイダによっては、ある接続サービスに対応している所もあれば、していない所もあります。
そのサービスというのが、「IPv6」なのです。
「原因はプロバイダにあり!?」←半分正解かも
ニフティ光と言えば、当然プロバイダはニフティになるワケですよね。
というかそもそもプロバイダって、インターネットを利用する上で、イマイチ回線の方との関係性が分からず利用されている方って多いんじゃないでしょうか?
プロバイダというのは、回線と利用者との仲介役の様なポジションに属しており、仲介者は、いかにお客さんを効率よく流すか、という役割を果たす役目を担っています。
たとえば繁盛している二つのレストランに行ったとします。
A店は沢山人が来ても、ホール・キッチンどちらも人員が充実しており、人を並ばせることなく接客して、スムーズにお客が出入りをしていますが、B店は人手が少なく、混み合うお昼の時間帯には長蛇の列が!
B店に並んだ人たちは思います、「こんな少ない人数で回せる訳無いじゃない…」と。
プロバイダが通信速度を遅くする原因を作っている、というのは、要するにプロバイダ側の設備が利用者数に対して揃っていないことが大きく関係しています。
こういった事情は、どこのプロバイダも抱える問題であり、その実態は把握しているものの、改善しにくい問題、というのが現状の様です。
ちなみに、通信速度を改善するには、網終端装置というものを増設する必要があるのですが、これはプロバイダー側がNTTに「増やして欲しい」と依頼するものなので、詰まるところ速度が遅い根本的な原因はNTTにある、と言えます。
しかし、インターネットの通信速度云々って、ずーっと昔から言われてきたことですよね。
設備の増設を気長に待つくらいなら、IPv6という接続方法に切り替えてしまうべきだと言えます。
IPv6に関しては、ニフティ光の利用者の反応を見れば、どんなスペックのものかが何となく分かるかなと。
ニフティ光の利用者からの評判は二極化!その理由は?
遅い派
すげーなー、nifty光はこの時間MVNOより遅いぞ!!!!!!!!クソが!!!!!!!!!!!
— さうえささみ (@SaueSasami) January 29, 2018
ニコ動もむちゃくちゃはやい。いつも遅いと思ってたのはnifty光と俺のPCが糞なだけか
— もんもん (@monmoco_nico) March 9, 2018
それは確かに、分かんないですね(′・ω・`)
nifty光が遅いってのは本当だったって結論になりそうです
— 聖ア (@ktkp20781) October 28, 2017
速い・改善された派
一昨日までMVNOより遅いとかクソとか言ってたnifty光、v6プラスを申し込んだことにより劇的改善 pic.twitter.com/AbYXSQV4rB
— さうえささみ (@SaueSasami) February 4, 2018
自宅のniftyが遅いのは、フレッツ光を契約したときに申し込んだIPv6接続オプションが有効になっていて、nifty光に切り替えたときにv6プラスが有効にならなかったのが原因らしい。v6プラスに切り替えた結果、劇的に速度改善。アドバイスくださった皆様、ありがとうございました。 pic.twitter.com/hPmWIlRvff
— TOM.Y (@tmfm_ymd) August 20, 2017
自宅の回線をNifty光+1900DHP2+V6プラスにしてみた。 メチャ速い。夜の21時から0時頃でも300Mbpsとか普通に出る。昼間とかだと600とか700とかwすごい時代だわ
— batochin (@batochin) March 31, 2017
やはりIPv6にした途端、急激にスピードアップしたとの報告が幾つも見受けられました。
そんなにガラッと変わってしまうIPv6…一体どんなシステム?なんでしょうか。
どうやらほとんどの方が今現在使用しているのは、前バージョンのIPv4というものらしいのですが、IPv6からは劇的に進化した様なのです。
最も普及しているのはIPv4!IPv6との違いは?
画像引用元:ニフティ
日本で最も普及している接続サービスはIPv4で、IPv6は次世代のプロトコル(通信の送受信の手順に設けられる規格)と呼ばれているのですが、この二つの違いを明らかにしつつ、IPv6がどんなものなのか理解していただきたいと思います。
IPv4とIPv6は、インターネットプロトコルのバージョン違いとなっていて、機能的な面で言えば、特に大きな違いはありません。
が、IPv4のアドレスが32bitなのに対して、IPv6は128bitまで拡大しており、これによって割当可能となる機器の数に違いが生じます。
現代だとインターネットに接続するのはパソコンだけに留まらず、スマホやタブレット、ゲームなども使用しますよね。
IPv4だと、それらの台数に対応できるのは、最大42億台までとなっているのに対し、IPv6では最大接続台数が未知の領域に達するほど、一気にキャパシティが広がりました。
ニフティ光でIPv6を利用しよう!
IPv6アドレスを利用するインターネット通信サービスのことを、v6プラスと呼びます。
ニフティ光では、このv6プラスオプションに、無料で加入することが可能なので、是非利用しましょう。
先述しましたが、ニフティ光でv6プラスを利用するにあたり、費用を負担する必要はありません。
v6プラス 各自料金 | |
初期費用 |
0円 |
月額料金 |
※利用環境によってはホームゲートウェイなどの費用が別途で発生することもあります。
v6プラスの提供条件
こちらでは、ホームゲートウェイという、ひかり電話対応のルーターが各説明に度々登場します。
利用予定の回線種別 | NTT東日本エリア | NTT西日本エリア |
フレッツ光ネクスト | ホームゲートウェイを利用するためにひかり電話の契約をします。 | ホームゲートウェイを利用するためにひかり電話の契約、またはホームゲートウェイをレンタルします。 |
フレッツ光ネクスト ギガ・スマートタイプ | ホームゲートウェイがNTT東日本から提供されます。 |
― |
フレッツ光 ライト | フレッツ光回線の開通後に、別途でv6プラスの申込をします。 ホームゲートウェイを利用するためにひかり電話の契約をします。 | フレッツ光回線の開通後に、別途でv6プラスの申込をします。 ホームゲートウェイを利用するためにひかり電話の契約、またはホームゲートウェイをレンタルします。 |
とりあえず、「フレッツ光 ギガ・スマートタイプ」という回線種以外は、新たにひかり電話の契約をする必要があるみたいですね。
ニフティ光におけるv6プラスの注意点
ニフティ光でv6プラスを利用する場合、他のサービスで一部利用できないものがあります。
・ニフティフォン(ブロードバンド回線による電話サービス)
・固定IPサービス
・下記の条件に当てはまる場合、利用できないことも。
※特定のプロトコル(PPTP、SCTP)によるサービス。
※利用可能なポート番号が制限されることによって、特定のポートを使用するサービス。
※IPv4グローバルアドレスを共有するネットワーク上で利用不可のサービス。
以上の注意点を理解した上で、お申込みください。
新規でv6プラス対象コースを申し込んでから利用するまで
v6プラスを利用できるのは、いずれにしてもニフティ光が開通してから。
ニフティ光開通から翌月から申込可能(ニフティ光 with フレッツは契約段階で申込完了)となります。
またニフティ光開通後に、v6プラスが利用できるかどうかの確認を行います。
利用環境次第では、v6を利用するまでに時間を要する場合もあるので、ご注意を。
確認が終わり、問題がなければv6プラスの「ご利用開始メール」が届きますので、思う存分高速インターネットを楽しんでください!
結論:IPv6に対応しているニフティ光はオススメ!
「ニフティ光って月額料金は安いしauセット割もあるから使い始めたけど、速度はてんで遅いし乗り換えて失敗!」
という認識の人が少なくない中で、そういった見方が実は誤解だった、とも言える今回のまとめでしたが、納得していただけたでしょうか?
IPv6は使用している方々の反応を見る限りだと、概ね好評の様ですし、特にオンラインゲームや動画配信をする方にはオススメかもしれません。
配信と言えば、生配信を視聴する時、度々止まったりすることがストレスになることもありますよね。
それらの難点を克服する接続サービスが登場していたことが、まだまだ認知されていないんだな、というのも、色んな方々の反応を見て実感しました。
少なくともニフティ光を利用するなら、「v6プラスは絶対利用しましょう!」と強く推奨します。