
インターネット回線は、基本縛りがあるものですし、そうそう頻繁に変えるものではありません。
そのため、ネット契約は基本的に誰もが皆素人で、詳しく語れる人なんて数えるほど。
ですから十分に吟味し、キャッシュバックや特典について納得した上で契約したいものです。
それでは、ドコモ光のキャッシュバックキャンペーンは、どの様になっているのでしょう?
果たして、多くの方にとって満足できる内容なのでしょうか?
結論を言ってしまうと、少なくともドコモユーザー以外の人にとっては、検討する時点で、もうオススメできないと断言できてしまうので、この前書きの時点で選択肢から外した方がいいと思われます。
auユーザーの方はauひかりかビッグローブ光を。
ソフトバンクユーザーの方は、ソフトバンク光をオススメします。
ドコモユーザーの方は、とにかく読んだ上で判断した方がいいでしょう。
目次
代理店サイトによっては現金5,000円のキャッシュバックが貰える
ドコモ光の公式サイトでも契約手続きを行うことは可能ですが、キャッシュバックは受け取れません。
ですが、代理店サイトによっては新規、または転用でも最大5,000円のキャッシュバックが貰える様です。
それでは、キャッシュバックの受取に必要な条件を見ていきましょう。
【条件①】代理店サイトで手続きをする
ドコモ光のオフィシャルキャンペーンサイトで手続きをしても、キャンペーンは実施していないため、キャッシュバックを受け取ることは不可能です。
申し込むのであれば、代理店のサイトから申し込むようにしましょう。
【条件②】キャッシュバック利用を伝える
キャッシュバックキャンペーンを実施している代理店サイトでなければ、自動的適用されないため、電話やインターネットを通して手続きをする際に、キャッシュバックキャンペーンの利用を伝える必要があります。
【条件③】キャッシュバック申請書に記入する
キャッシュバックの受取には、伝えるだけでなく申請書での手続きを済まさなければなりません。
代理店サイトから「キャッシュバック申請書」へのリンクがメールで送信されるので、うっかりスルーせずに、キャッシュバックの申請手続きを行いましょう。
ちなみにこの時、お客さまIDが必要となり、申込時にオペレーターから教えてもらえるはずなので、すぐIDを確認できる状態で申請する様にしてください。
キャッシュバックは口座振込での受取となるので、申込者名義の口座番号を申請書に記入しましょう。
※キャッシュバック申請書は郵送のみ!
キャッシュバック申請書には、署名と捺印の箇所があるため、ネットを通して代理店に送る仕様にはなっていません。
ちょっと面倒かもしれませんが、キャッシュバック申請書をプリントアウトし、署名と捺印の部分を埋めて、指定の住所へ郵送してください。
ご自宅にプリンターが無い場合は、コンビニのネットプリントなどを利用するといいでしょう。
また、郵便事故などで申請書が代理店に届かないケースも考えられるため、できれば書留といった配達記録が残る方法を選んで送る様にしてください。
【条件④】契約変更を途中で行わないこと
キャッシュバックをの申請をしてからキャンセルや住所、名義などの変更をした場合、キャッシュバックが無効となってしまいます。
他にもキャッシュバックの申請後の解約や、再度申込手続きをする際も、キャッシュバックキャンペーンの対象外となるので、要注意。
キャッシュバックは、ドコモ光が開通する月の翌月末には実施される様になっているので、少なくともそれまでは契約変更や解約はしない様にしましょう。
また、キャッシュバック額は新規契約だと5,000円ですが、フレッツ光からの転用だと3,000円となります。
ドコモ光が公式で実施するキャンペーン
ドコモ光の公式サイトでも、全くキャンペーンが無いワケではありません。
ドコモ光に手続きする際、20,000ポイントにもなるdポイントがもらえるキャンペーンが行われています(期間によってキャンペーン内容は変わります)。
代理店サイトから申し込む場合も適用されるキャンペーンなので、キャッシュバックとポイントの両方を受け取りたい場合は、代理店から手続きをしましょう。
また、このポイントキャッシュバックキャンペーンに関しても、いくつかの条件を満たさなければいけません。
【条件①】ドコモユーザーのみが受け取れる
このポイントキャッシュバックは、厳密に言うと「dポイント」の受取になります。
そのdポイントを受け取るには、ドコモの端末をペア回線とし、さらにdポイントクラブに入会しておく必要があります。
とどのつまり、ドコモユーザー以外は、この限定キャンペーンに肖ることができないということです。
そのためドコモユーザー以外は、せいぜい代理店サイトの5,000円のキャッシュバックが関の山となるので、もっと高額のキャッシュバックを実施している光回線は普通にありますし、他社のキャリアの方にとっては、わざわざ選ぶ理由が全く無いと言えます。
【条件②】ドコモ光の「2年定期契約プラン」を利用する
ドコモ光では2年間に渡る継続利用の契約をすることで、月額利用料金が戸建てだと最大1,500円、マンションなら最大1,000円まで割引が適用されます。
縛りがない、いつ解約しても違約金が発生しない通常プランの場合だと、月額料金が高くなり、dポイントも貰えませんので、ご注意を。
【条件③】開通期限日までにドコモ光を開通させなければいけない
公式キャンペーンを利用するには、キャンペーン期間中に手続きを行い、さらに開通期限日を過ぎる前にドコモ光を開通させなければいけません。
キャンペーン内容はしばしば変更されるため、情報は都度確認しておいた方がいいでしょう。
ドコモ光のセット割について
auひかりやソフトバンク光と比べると、dポイントを含めた上でもキャッシュバック額は正直高額とは言えないでしょう。
ですが、ドコモユーザーであればドコモ光を利用すると、ドコモの端末の月額料金が安くなる場合があります。
使用する容量やご家族でドコモユーザーである場合、加えて契約年数といった条件が揃えば、月々5,700円は割り引かれることも。
それでは、それぞれのプランの割引額を見ていきましょう、以下全て税抜き価格となっています。
家族向けプラン | |||
パケットパック | 割引金額 | ずっとドコモ割 | |
ウルトラシェアパック100 (100GB) | ¥25,000/月 | 戸建:-¥3,400/月 | -¥1,000~¥2,500/月 |
マンション:-¥3,000/月 | |||
ウルトラシェアパック50 (50GB) | ¥16,000/月 | 戸建:-¥2,500/月 | -¥800~¥1,800/月 |
マンション:-¥2,400/月 | |||
ウルトラシェアパック15 (15GB) | ¥12,500/月 | -¥1,800/月 | -¥600~¥1,200/月 |
ウルトラシェアパック10 (10GB) | ¥9,500/月 | -¥1,200/月 | -¥400~¥1,000/月 |
ウルトラシェアパック5 (5GB) | ¥6,500/月 | -¥800/月 | -¥100~¥800/月 |
単独向けプラン | |||
パケットパック | 割引金額 | ずっとドコモ割 | |
ウルトラデータLLパック (30GB) | ¥8,000/月 | -¥1,100/月 | -¥200~¥800/月 |
ウルトラデータLLパック (20GB) | ¥6,000/月 | -¥900/月 | -¥100~¥800/月 |
ウルトラデータMパック (5GB) | ¥5,000/月 | -¥800/月 | -¥100~¥800/月 |
ウルトラデータSパック (2GB) | ¥3,500/月 | -¥500/月 | -¥0~¥800/月 |
ドコモの長期ユーザーにはずっとドコモ割が適用され、さらに家族割のシェアパックが併用可能となるので、あくまでヘビーユーザーには持って来いの割引と言えるでしょう。
ご家族でお一人だけドコモを利用されている場合だと、割引額があまり大きくない点がネックとなります。
違約金について
これまでのインターネット回線の利用を止めて、いざドコモ光を契約!
…となると、気になるのが違約金について。
一体違約金は、どの様な場合に支払う義務が発生するのでしょう?
フレッツ光からの転用なら違約金を回避
フレッツ光回線を利用してきた場合は、同じ回線を使い回すことで工事不要となるので、違約金の発生を回避することができます。
ですが、工事費の分割払いが残っている場合は、引き続き支払うことになるので、あしからず。
プロバイダが自由に選べることのメリット・デメリット
ドコモ光は、プロバイダを自由に選べるという自由度の高さも魅力の一つとなっています。
プロバイダはそれぞれタイプA、Bに分かれており、以下が一覧となります。
タイプA | タイプB(Aより200円高い) |
ドコモnet、plala、so-net、ビッグローブ、DTI、BBエキサイト、エディオンネット、シナプス、楽天、01光コアラ、andline、Qit、@nsk、hi-ho、GMO、ic-net、タイガースネット.コム | Asahi Net、@nifty、@Tcom、TNC、OCN、WAKWAK、@ちゃんねるネット |
これまでと同じプロバイダを利用するのであれば移行がスムーズに済みますが、プロバイダを変更するとなると違約金が数千円程度、発生します。
通信速度について
ドコモ光ではフレッツ光回線を使用するので、通信速度に不満を持つことは、あまり無いかと思います。
ただ、フレッツ光回線自体は相当な利用者数になるため、混み合う時間帯もあるので、そこはご理解を。
独自回線を提供しているauひかりやNURO光であれば、現段階だと、そういった事態を回避しやすいでしょう。
結論
色々解説しておいて言うのも何ですが、ドコモユーザーの方は、ますます悩んでしまう結果となってしまったかもしれませんね…。
少なくとも言えることは、ドコモユーザーでなければドコモ光は選ぶ理由がないということです。シェア数が多い理由としては歴史のあるケータイキャリアですので、今なおドコモファンから不動の人気があるからですね。
ドコモユーザーであっても、他社ほどキャッシュバックは受け取れないため、受け取っても大半はポイントキャッシュバックが占めることになり、セット割で大幅に割引が適用されるほどの条件が揃っていなければ、そこまで魅力的な内容ではないと思われます。
そういう理由でドコモユーザーの中には、auひかりやソフトバンク光の利用者も少なくありません。選択肢が広いという風に捉えれば、前向きに考えられるかもしれませんね。