
今やインターネットはスマホ携帯と並び、生活必需品と言っても過言ではないものになりました。パソコンが無くても携帯からでもネット上にアクセスでき、知りたい情報をすぐに引き出せる便利なツールアイテムです。ネットに接続するにはネット回線とプロバイダ接続が必要となり、それに伴い、各社が顧客獲得にしのぎを削る状況です。数ある企業の中からどこを選べばお得なのか、徹底調査してみました。
目次
インターネット選びは自分のニーズに照らし合わせる
古くはパソコン通信から始まり、90年代後半を境に爆発的に増えたインターネット人口は当時の世相やニーズに応えた形で進化していきました。
それまではディープな趣味の一つのように見られていたインターネットは、一般向けサービスの開放と共に利用者を増やしました。なぜ増えたのか?それはやはり、生活の中に必要と感じる人が圧倒的に多かったことに尽きるでしょう。
日本がなぜ、世界でも例を見ない携帯大国になったのか考えても見てください。理由は「いつでも便利」と言うほかありません。文化として定着した携帯やインターネットは、使う人たちのニーズに最も応えたアイテムであると言えるでしょう。
これからインターネット回線を引こう、もしくは乗り換えを考えている人は、自分のニーズに応えられる企業を選ぶのが最善です。
ネット選びの前に目的をハッキリさせておく
一口にインターネットと言っても黎明期ならいざ知らず、一般に完全に普及したと言っても過言ではないインターネットの種類は多種多様です。光回線?プロバイダ?通信速度?初めてインターネットに触れる人にとっては、まるで呪文のように訳の分からない単語が次々に飛び出してきます。
では、最初にどうすれば良いのか?インターネットの基礎知識から勉強でしょうか?まずは、自分がインターネットに何を求めるかを明確にさせましょう。なぜインターネットを引く必要があるのか?「周りが使ってるから、ただなんとなく」という人も中にはいるでしょうが、ネットに繋ぐにはタダではありません。使わないものに安くはないお金を出すのは無駄の極致です。
冒頭でも説明したように、まずは自分が何を必要として、インターネットが求めに応えてくれるかが大事です。知識を仕入れるのは後からでも遅くはありません。
ネットに繋げる理由とメリット
まず、主なインターネットの利用目的を挙げていきましょう。
- ネットサーフィン
- メール及びコミュニケーションツール
- インターネットコンテンツの利用
- ショッピング
- ゲーム
- 勉強・仕事用
ざっと考えたところ、以上が主な目的となるはずです。
常時接続がもはや常識となった現在では、かつての接続時間による時間課金があったダイヤルアップ接続や、電話による通話料金を気にすることなく利用することも可能なのです。時間や課金を気にすることなくネットサーフィン、メールやチャット、WEB通話などを電気代だけで好きなだけ利用できるというのは最大のメリットと言えるでしょう。
ネット選びのポイント
利用目的が決まった後にすることはネット選びです。冒頭でも軽く触れましたが、インターネット接続は無料ではありません。当然、ネットに繋げるための費用が掛かります。そして次に考えるのが回線の質です。インターネットを利用している人が口にする、「速い」「遅い」「軽い」「重い」これらを意味するのは回線速度です。インターネットに接続したとして、次に考えるとしたらネットの利用環境です。
いくらインターネットに接続できたからと言っても、環境が悪かったらストレスが溜まる一方になってしまいます。後ほど説明しますが、インターネット回線は一度引いたら、その後の解約や回線の乗り換えが非常に面倒かつ費用が掛かるものなのです。後悔しないためにもここでポイントをまとめておきましょう。
- ネット費用の見積もりは?
- ネット回線の通信速度はどのくらいを希望する?
- ネットに繋げる頻度は?
- ネット利用の目的と選択肢は多いか少ないか?
インターネットは便利なものですが、契約によっては様々なオプションサービスがあり、それにかかる費用も個別に設定されているものです。あれもこれもと選んでいたら月々の費用が高額になったり、使わないものに毎月お金を払ってしまっている、などと言った損をしている状況になりがちです。
要は損をしないことがネット選びの最大のポイントなのです。
インターネット回線の種類
いよいよインターネット回線を引こうと言う段階まで来たら、次にすることは回線選びです。インターネットに繋ぐ回線は大雑把に言うと以下になります。
- 光回線
- 電話回線
- CATV
- 無線の回線
TVCMや宣伝広告などでよく目にする「光回線」が現在のインターネット回線の主流となっており、それ以前のISDNやADSLなどが「電話回線」を利用していたものです。前世代の回線となった現在では速度やトラブルサポートなどにおいて、光回線に見劣りしてしまうのは否めません。
「CATV」とは、その名の通りケーブルテレビに使用するケーブル回線を利用してインターネットに接続するサービスです。ケーブルテレビを契約している人はそのままインターネット契約を結ぶことも可能です。
最後に無線の回線ですが、これはスマホ携帯の「パケット通信回線」などになります。
どれを選ぶのがおすすめ?
やはり一番のおすすめは主流である光回線です。世界中で見ても最も利用者数が多く、通信速度やネットのシステム、サポートなどありとあらゆる面でダントツと言えます。ただし、インターネットに接続するにはプロバイダ契約を結ぶ必要があり、ただ回線を引いたからと言ってすぐに使えるわけではないのです。
前述で説明したようにCATVの場合、ケーブルテレビを提供している会社がプロバイダも兼務していることがほとんどなのです。接続までスムーズかつ、高速で安定しているのもCATVの強みでもあります。
スマホ携帯などでインターネットに繋げる際には通信データに比例したパケット通信料が加算されてしまうため、携帯会社との契約内容にもよりますが、光回線などと比べて不便と言えるでしょう。しかし、スマホでのネット接続にはWi-Fi接続という方法もあるのです。
Wi-Fiってどうなの?
Wi-Fiの範囲内であればどこからでもインターネット接続が可能なのがWi-Fiの強みですが、あくまでインターネット回線があることが条件となります。Wi-Fi対応機器を持っていても、自宅にインターネット回線を引いてなければネット接続はできません。そこで出てくるのが、駅やコンビニなどに設置されているWi-Fiスポットと呼ばれるスマホの設定さえ済ませれば無料でネット接続ができる場所です。
とは言っても、街中のWi-Fiを利用するには対応した携帯キャリアや契約による月額利用料が必要などの制限があり、何よりどこにでもあるわけではありません。スマホを持っていて何が何でもタダでネット接続がしたいという人以外は素直にインターネット回線を引いた方が結果的にお得です。Wi-Fiスポットは出先のちょっとした時間つぶし程度の利用としてとらえておくべきでしょう。
光回線なら「光コラボ」がお得!
光回線を引くためにはNTTが提供する光回線「フレッツ光」と契約する必要があります。これまでの基本的なインターネット接続には光回線のほかに、プロバイダと呼ばれるインターネット接続事業者とも契約する必要があります。
今回紹介する光コラボとは、この光回線とプロバイダが一本化されたネットサービスなのです。
光コラボの特徴を解りやすく説明すると以下になります。
- 契約が一本化で手間いらず
- 回線とプロバイダを別々にするより安い
- 転用申し込みなら一部例外を除いて事務手数料のみの工事費無料
- スマホキャリアとのセット割引もある
- 月額利用料無料やキャッシュバックなどのサービス特典アリ
簡潔に言うと、「面倒が無く安く済む」ということなのです。
ちなみに、従来のインターネット接続契約を表にしてみましょう。
フレッツ光 通常料金 + プロバイダ | ギガ推し!割引(30ヵ月間割引) | 2年割(2年単位契約/中途解約金あり) | |
プラン2 | 3,350円 |
-200円割引 |
-200円割引 |
プラン1 | 3,750円 | ||
ミニ | 4,750円 |
プロバイダ料金は大体800円~1,000円だとします。プラン2で見た場合、一番安くて4,150円に割引を適用すると2年間は200円引きの3,950円となります。
では次に、光コラボのソフトバンク光と比較してみましょう。
ソフトバンク光 | 税別3,800円(2年自動更新適用) |
一見高くなっているように見えますが、もしここで契約者がソフトバンクのスマホユーザーだったとしたらこうなります。
おうち割 光セット | 2年目まで | 3年目以降 |
データ定額 20GB/5GB |
1,522円 |
1,008円 |
4G/LTEデータし放題フラット | ||
4Gデータし放題フラット+ | ||
データ定額 30GB | 2,000円 | 1,008円 |
データ定額 ミニ 2GB/1GB |
500円 | |
データ定額 3Gケータイ | ||
iPad専用ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE | ||
タブレット専用ベーシックデータ定額プラン for 4G | ||
ホワイトプラン | 最大500円 おうち割 光セット 増額キャンペーン適用時は1,522円 | 最大500円 おうち割 光セット 増額キャンペーン適用時は1,008円 |
それ以外の料金プラン |
上の表はソフトバンクユーザー限定の特典「おうち割 光セット」を適用した場合のスマホの月額料金なのです。携帯の月額料金とインターネット費用は関係ないように思われますが、冒頭の説明を思い出してみてください。インターネットが普及する以前より所持者が多かったスマホ携帯ユーザーです。スマホ携帯とネットを同じキャリアで利用する人も必ずいるはずです。
スマホユーザーだけどキャリアが違うと言う人もご安心ください、スマホとのセット割を実施しているプロバイダはソフトバンクだけに限りません。So-net 光や@nifty光などの大手プロバイダは、auとのセット割も実施しているのです。
新規申し込みと転用申し込みの違い
光コラボの特徴で触れた転用ですが、これはフレッツ光回線と契約している人が光コラボと契約する場合の申し込みとなります。
そもそも光コラボとは、NTTがフレッツ光回線をプロバイダ事業者に卸売りし、買い受けたプロバイダが光回線を販売するネットサービスのことです。なので、もともとフレッツ光を利用している人は回線をそのまま利用するだけなので、新規に申し込む必要がありません。
文字通り転用するわけですから、事務手数料のみで工事費は必要ないということなのです。
見逃しがちな特典・キャッシュバック
光コラボへの申し込みで見逃されがちなのがキャッシュバックです。これはそのものずばり、光コラボに申し込むだけで現金、もしくは相当のポイントや割引が付与されるものです。公式でも大々的にキャッシュバックを謳っているプロバイダは多いのですが、よりお得にキャッシュバックを受けるなら代理店を利用するのがおすすめです。
例えば、代理店NEXTで回線申し込みをすると以下の額でキャッシュバックを受け取ることが可能です。
プロバイダ名 | 新規申し込み | 転用申し込み |
ソフトバンク光 | 33,000円 | 15,000円 |
ビッグローブ光 | 35,000円 | 10,000円 |
@nifty光 | 15,000円 | 5,000円 |
公式でのキャッシュバックの額は5,000円~10,000円が大体の相場ですが、代理店だと転用でも10,000円以上のキャッシュバックを受け取ることが可能なのです、これはどこの代理店でも同じということではなく、公式によって信頼と実績を認められた代理店だからこそです。
代理店によっては無駄なオプションが条件だったり、説明が不親切でキャッシュバックなどを受けられなかったなどという報告も少なくありません。これを防ぐには条件の確認をしっかり取り、間に仲介を挟まずに窓口で直接申し込むのが良いでしょう。そして信頼性の高い公式で認定された代理店を利用することが一番です。
ネット選びはスマホキャリアも確認しよう
インターネット選びで一番重要なのは「いかに自分が損をしないことか」、そして「得ができるか」です。費用、環境、特典など、人によっては考え方が違うわけですから一概にはこれが良いとは言えません。しかし、意外と盲点なのが特典の存在です。
キャッシュバックや割引特典は見逃さずにゲットするのが賢明です。特にスマホ携帯は持っていない人の方が珍しいくらいに利用者が圧倒的です。インターネットを契約する際には、自分のキャリアにセット割が対応している光コラボかを確認してから選んでくださいね。