
「スマホをメインで使っているけど、通信制限が耐えられない!」
「家の回線が遅すぎるので変えたい…」
「一番早い光回線にしているはずなのになぜか遅い…」
こんな悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。そんなとき、
「通信速度の速い光回線で契約したい!」
と思うのは当然のことです。
しかし、それならば
「速くておススメの光回線はどこ?」
と思いますよね。誰も「一番早い光回線」など知りませんからね。
この記事では「速度」にフォーカスしたおススメ光回線を紹介していきます!
目次
光回線の種類
光回線と言っても、実は大きく分けて4つの種類があります。それは
①フレッツ光 ②光コラボ ③auひかり ④地域限定(電力会社系、NURO光)
の3つです。まずは簡単にこの4つを知りましょう。
フレッツ光
フレッツ光は今でも光回線シェアNo.1を誇るNTT東西の提供する光回線です。いち早く「光ファイバー」を利用した「光回線」の契約を始めたフレッツ光は瞬く間に全国に多くの利用者を生んできました。
さて、このフレッツ光は現在1Gbpsという速度をもっています。
1Gbpsというのは簡単に言えば「理論上1秒間に1GBのデータ量を送受信できる」という意味です。
現在ではほぼすべての光回線が最大速度1Gbpsを持っています。とはいえもちろん、後述するように常に1Gbpsが出るわけではありません。最悪の場合1Mbpsしか出ない、なんてこともあります。1Gbps出せるかどうか、というのが光回線の速さに関わっているのです。
しかし、インターネットを使うためには、普通NTT東西のような➀「光回線の回線事業者」だけでなく、②プロバイダ(ISP)とも契約しなければなりません。光回線が線をつなぐだけのものであるとすれば、プロバイダはそこから全世界のインターネットへつないでくれるものといった感じです。
光コラボ
従来では、フレッツ光はフレッツ光とプロバイダを別々に契約して、プロバイダの月額料金も払わなければなりませんでした。しかし、これを解決したのが「光コラボ」なのです。
光コラボはプロバイダ会社や携帯会社がフレッツ光の光回線の契約を請け負って顧客と契約するものです。
プロバイダと光回線はセットになっており、フレッツ光よりもかなりお得になっています。
速度に関することで覚えておくべきことは以下のことです。
すなわち「光コラボの光回線自体はフレッツ光と全く同じもの」ということ。
とは言え、光コラボによって「プロバイダ」が違ったり、提供する機器やその他のサービスなども異なってくるので、一概に「光コラボだから全く同じ速度とは言えない」のです。
auひかり
さて、「光回線と言えばフレッツ光・光コラボ、でauひかりも光コラボなんでしょ?」と思いがちの人も多いかもしれませんが、auひかりは独自の光回線なので、フレッツ光とは別物です。
後述するようにauひかりはとにかく速いのですが、関西・中部地方のホームタイプではまだ提供がされていません。
地域限定(電力会社系、NURO光など)
フレッツ光とauひかりは全国展開している巨大な光回線というわけですが、ローカルな光回線も日本には多々存在します。
まずは、「電力会社系」です。その名の通り電力会社のグループ会社が提供する光回線で、その電力会社の勢力圏内で利用できることが多いです。
もう一つは「NURO光」です。関東・東海・関西・九州だけで契約できる光回線ですが、最大2Gbpsを誇るので他の光回線より一枚上手と言わざるをえません。
さて、ここからは速度についてより詳しく説明していきたいと思いますが、比べる基準としてまず「全国で使えるのか」というのも重視していきたいと思います。読む人すべてに当てはまるような光回線をおススメしたいですしね!
速さの条件
上記のようにほとんどすべての光回線は1Gbpsの速度を持っているので「どの光回線も速度は変わんないじゃん」と思うかもしれません。しかし、そうは言っても「ソフトバンク光は遅い」だとか「フレッツ光は遅い」とかいった口コミも散見される通り、「最大1Gbpsのパフォーマンスが発揮されるには条件がある」のです!
ここからは「何が一体光回線を速くさせるか」に焦点を絞って見ていきましょう。
地域・時間帯
まずのっけから人の手ではどうしようもない条件ですが、「地域」、「時間帯」によって速度が変わることは多々あります。
どうしても設備が充実しておらず、回線事業者が得意としない地域ではあまり速くなりません。
また時間帯。夜は特に回線が混みあって遅くなってしまうことがあります。これについてはご自分で快適に使える時間帯を見つけられればベストですが、誰にでも毎日の生活習慣がありますのでインターネットのためにスケジュールを捻じ曲げるのも微妙ですよね。
これらばかりはどうしようもないですが、後で見るスピードアワードのランキングで自分の地域で一番速い光回線を見つけることもできます。
契約者数によって混みあう→auのほうが有利
先程「夜は回線が混みあう」と書きましたが、光回線では「たくさんの利用者が利用すると回線が混みあって速度が遅くなる」という事情があります。
その点では「フレッツ光よりもauひかりの方が有利」なのです。フレッツ光はシェアNo.1なので利用者数も当然No.1です。しかし、同時にそれは回線がそれだけ混みあうことを意味しています。その点新規で参入したauひかりの方が速度が速かったりするのです。
プロバイダ
先程も説明したように光回線のインターネットを使うには、「光回線」だけでなく、「プロバイダ」とも契約しなければなりません。光回線から全世界のインターネットへつなぐ中継地のような役割もプロバイダはしているので、当然「プロバイダも速度に関わる」のです。
網終端装置とIPoE/IPv6方式(光BBユニット/ビッグローブ/auひかり)
このプロバイダで、速度に関わる大事な点は「IPoE/IPv6方式」と呼ばれるものです。
通常フレッツ光の光回線は以下のように進んでいます。
各都道府県 | – | ||
---|---|---|---|
利用者→ |
網終端装置→ |
プロバイダ→ |
インターネット |
利用者→ |
この「網終端装置」というのが各都道府県にあるのですが、これが混みあって速度が遅くなってしまうのです。しかし、「IPoE/IPv6方式」を用いると
利用者→ |
プロバイダ→ |
インターネット |
利用者→ |
このように「網終端装置」を介さず直接プロバイダにつながるのです!
そしてもこの方式ですが、たとえばauひかり、ビッグローブ光では申請すれば無料で行ってくれますし、ソフトバンク光の場合は光BBユニットの設置で問題なく行えます。
測定値・ランキング
さて、ここまで理論的に光回線の速さに関わるものを説明してきましたが、「論より証拠」です。実際の測定値によるランキングを見てみましょう。
これから見るのはスピードアワード2018
という測定値にもとづいた光回線の速度ランキングになります。
地域別・光回線
地域 | 回線事業者 | Wi-fi部門 |
---|---|---|
北海道 | auひかり | auひかり |
東北 | auひかり | auひかり |
関東 | auひかり | auひかり |
北・甲信越 | フレッツ光 | auひかり |
東海 | NURO 光 | NURO 光 |
近畿 | NURO 光 | NURO 光 |
中国 | フレッツ光 | メガエッグ |
四国 | フレッツ光 | auひかり |
九州 | BBIQ | auひかり |
沖縄 | フレッツ光 | auひかり |
光コラボ
地域 | 最優秀賞 | 優秀賞 |
固定回線部門 | ||
---|---|---|
東日本 | @T COMヒカリ | @nifty光 |
西日本 | ぷらら光 | ビッグローブ光 |
プロバイダ部門
最優秀賞 | 優秀賞 | |
固定回線 | ||
---|---|---|
フレッツ光のプロバイダ | @nifty光 | So-net |
auひかりのプロバイダ | au one net | DTI |
Wi-fi部門 | ||
フレッツ光のプロバイダ | エディオンネット | BIGLOBE |
auひかりのプロバイダ | BIGLOBE | So-net |
おススメランキング
1位 auひかり
なんといっても全国で最多優秀賞を誇るauひかりが超おすすめです。
フレッツ光よりも回線が混みあうこともありませんし、IPv6方式なども充実しています!
auひかりではプロバイダも選択可能で、特にBIGLOBEとの相性はいいようです。
2位 NURO光
固定回線部門・Wi-fi部門でauひかりに次ぐ最多優秀賞を獲得しているNURO光は、最大2Gbpsの高速インターネットでおすすめです。
提供エリアは狭いですが、エリア内の方は検討する価値ありの回線です!
3位 ビッグローブ光
光コラボレーション部門で優秀賞を獲得しながら、プロバイダとしても優秀な成績を収めています!
ビッグローブ光はIPv6方式を無料で展開しており、おすすめの回線です。