
CMも定番化しているau端末とのセット割「スマートバリュー」。
とにかく安さが売りの様ですが、一体どの様なサービスが盛り込まれているのでしょうか。
auひかりをご検討されているauユーザーの方は特に気になることでしょうから、ここで簡単に分かりやすくまとめてみたいと思います。
また、「こんな場合はどうなっちゃうの?」といったところまで解説するほか、是非とも欲しいキャッシュバックなど、公式サイトを見ても難しくて理解できない!という方も、ここで契約するかどうか安心して決断できるでしょう!
目次
スマートバリューって一体なに?
スマートバリューとは、自宅のインターネット回線をauひかりにすることで、家族が使用しているauのスマホやタブレット、ケータイなどの各端末に割引が適用される、セット割のシステムです
ですがやはり条件などが気になって、
「どうせ簡単に割引なんてされないんでしょ?」
と、先入観を持ってしまうかもしれませんが、別途で料金が発生したり、これ専用の縛りというのもありません。
つまり「auに一括すれば安くするんで、長らくauをご家族で利用しましょう」という、顧客をキープする施策です。
auユーザーからすればメリットが大きいので、選んで後悔することはないでしょう。
どのくらい割引は適用される?
割引が適用されるのは、auひかりの方ではなくスマホの月額料金。
スマホのデータ定額の容量により、割引額は変動します。
データ定額/G | 2年間 | 3年目以降 |
30 | ¥2,000 | ¥934 |
5、20、LTEフラット | ¥1,410 | ¥934 |
2、3 | ¥934 | ¥934 |
当然ながら容量が大きければ、それに伴い割引額も増えていきます。
最大割引は最初の2年間だけとは言え、3年が経過しても割引自体は無くなりませんので、ずっと安心して使い続けることができます。
また、最近ではスマートバリューにピタットプランやフラットプランといった、月額料金でなく通信料金自体を安く設定した「4G LTE用スマホ」専用の新しいプランが加わりました。
月々の使用容量が3GBを超えない人はピタットプランを、それ以上になる方はフラットプランを利用すると良いでしょう。
それでは、こちらの割引についても見ていきましょう。
ピタットプラン | 【シンプル】 →最大1GB | 割引対象外 | |||
【スーパーカケホ・カケホ】 →最大2GB 【シンプル】 → 1GB超~2GB | 翌月以降 -¥500/月 | ||||
【スーパーカケホ・カケホ・シンプル】 →2GB超~20GB | 翌月以降 -¥1,000/月 | ||||
auフラットプラン20/30 |
ご家族でau端末をご利用になられている場合の重要なポイントは、スマートバリューは、ご家族分の端末計10台までなら適用されるということ。
さらに後から端末を追加することも可能です。
例えば5GBの契約をしていたとして、同じ設定の端末が4台あれば、
1,410円×4台=-5,640円
という計算になっちゃうんですね。
家族でauに統一しているご家庭でしたら、auひかりを利用する以外無いでしょうし、1台だけauのスマホを持っていても、ここまで料金を安く抑えられるのなら、迷わず選ぶのが先決でしょう。
スマートバリューの条件について
スマートバリューを利用するためには、いくつかの課題をクリアしなければいけません。
そこまで条件は細かくも多くも無いと思いますが、ここを通過しないことには適用されないので、無視できない部分です。
auひかり | インターネット+ひかり電話で契約 |
auスマホ | パケット定額サービスに加入している |
契約条件 | auの固定回線と携帯端末の契約が同一の姓、並びに同一住所である |
申込 | auひかりの開通後にお客様センターに電話申込をします。 【番号】157 【au端末以外から】0077-7-111 |
スマートバリューQ&A
まだまだ細かい点についての部分が分からないと思いますので、解決したい重要なポイントをご紹介させていただきます。
どうなる?2年後
「最大2年間」と記載されているので、ここで誤解が生じやすいのですが、条件に達している限りであれば、2年を過ぎてからも割引はずっと続きます。
ですが割引額の方が変わって、3年目に入ると934円に変更されます。
固定電話を置いていない場合は?
適用条件の中に「インターネット回線と固定電話の両方の契約が必要」といったことが記載されていますが、今では固定電話を自宅に置かれない方も多いでしょう。
そういった様な場合、固定電話を使用しなくても問題ありません。
…が、実際は利用しなくてもオプションに設定しておくだけで、割引を利用できる様になります。
固定電話って高くないの?という懸念がありますが、月額500円で、追加工事などは要りません。
この固定電話を利用する場合、電話番号が発行されますが、それにあたる費用もかかりません。
月々500円負担するとなっても、それよりスマートバリューの割引額の方が大きいか同じくらいかになるので、損にはならないでしょう。
固定電話があった方がいいという場合は、電話機を購入して設置すれば電話が利用できる様になります。
機種変更しても大丈夫?
スマートバリューが適用されている間に行う機種変更は、何の問題もなく継続できます。
また、一旦解約をして、また新規にする場合だと、契約者は同じでも、これまで割引されていたものとは別契約扱いとなるので、また2年間の割引が適用される様になります。
スマートバリューを解約するとデメリットはある?
スマートバリューは単なる割引サービスであるため、解除することで違約金が発生することはありません。
ですが、スマホやauひかりを解約するとなると、違約金を支払う場合があります。
KDDIとしては、家族総auにするのが狙いでもあるので、「固定とスマホ、どっちもauに統一してくださればお安くしますので、どうか今後もご愛好お願いします!」という含みもあるのでしょう。
契約台数を増やしたい場合
既にスマートバリューを適用していて、スマホなどの端末の契約が増える場合でも10台までであれば追加が許されており、その台数分の割引が入ります。
家族で苗字が異なっても大丈夫?
結婚の都合で家族でも苗字が異なるという状況でも、何の問題もなく契約することが可能です。
ですが家族であることを証明しなければならないため、戸籍謄本の様な証明書の提示が求められます。
同棲中の恋人同士の場合は、法的な家族関係ではないため、適用外となるのであしからず。
別住所の家族の割引は可能?
家族で住所が異なっているケースでも、割引を適用することが可能です。
それには方法があるので、それについてもご紹介致します。
auの契約では、住所を2つ登録することが出来ます。
ひとつ目は契約住所で、ふたつ目は請求先住所です。
スマートバリューを利用するためには契約住所の方を統一させればいいので、スマートバリューの契約住所をauひかりの契約住所に変更します。
auから届くお知らせや請求書といった郵便物は、請求先住所に郵送されるため、こちらを現在お住まいの住所として登録しておけば何の問題も無いでしょう。
法人であっても適用される?
法人契約では、契約者が個人名から法人名になってしまい、適用条件となっている同一姓の項目に当てはまらなくなってしまいます。
これでは割引適用外となるため、各々の契約に氏名をプラスすることで、同一姓である証明になります。
要注意!割引が適用されないケースもある?
スマートバリューは別の割引サービスとは併用が不可能となることが稀にあり、その結果さしてお得にならなかったというケースもあります。
併用できる割引がほとんどですが、結局のところモノによりますし、学割は条件が変わりやすいため、一貫して言えることはありません。
実際にまとまった金額を割り引かれるかどうかは、前もってauショップ、あるいはお客様センターに質問してみるのが無難かもしれませんね。
ですが、スマートバリュー以外の割引は大体が期間限定となっており、学割を筆頭に、他社からの乗り換え割など、ほとんどが2~3年と決められた期間しか適用されません。
それを視野に入れると、スマートバリューでは3年目以降になっても934円の割引は永年継続されるため、長く見れば相当おトクであると言えます。
他にもあるスマートバリュー
スマートバリューは新しいタイプも登場しているので、そちらもご紹介します。
auスマートバリューMINE
固定回線を引く予定が無かったり、スマホを1台しか契約しておらず、割引の恩恵を受けられない人のためにあり、ターゲットとなるのは学生さんや単身赴任の方々が中心です。
スマートバリューMINEは、固定回線を引く代わりに携帯できるWi-Fiルーターを契約すれば割引を適用できるようになります。
ただ、通常のスマートバリューと違うのは、割引額がスタートから934円。
そして「MINE」という名称から分かる様に、対象端末は1台となっています。
そのため、このスマートバリューMINEという割引は、スマホが安く使えると考えるのではなく、実質安くWi-Fiルーターが使える、と考える方が合理的かもしれません。
ルーター割引
auひかりは、まだまだエリア拡大中であるため、お住いの地域がエリア外ということも、現段階だと少なくないでしょう。
またケーブルテレビなど、対象の固定サービスをどれも利用できない状況に限り、auのWi-Fiルーターを契約すれば、スマートバリューの適用がOKとなる場合もあります。
ですが、エリアの拡大などに伴い、対象の固定サービスに加入する条件が整ったら、そっちの方に切り替える契約内容となっている点は覚えておきましょう。
スマートバリューMINEと異なる点は、「エリア外」という部分。
スマートバリューを受けられない方のための、緊急措置の様な代替サービスです。
まとめ
総括しますとスマートバリューは、
- 単なるセット割でデメリットは存在しない!
- 家族もauにすれば、もっとお得になる!
ということが判明しましたね。
また、auひかりは、高額キャッシュバックもあり、至れり尽くせりの光回線となっています。
auひかりを利用するとなれば、スマートバリューでスマホの使用料が割引されて、キャッシュバックも受け取れて、お財布も充実するインターネット生活が期待できそうですね♪