
「auひかりに乗り換えたいけど、いま契約しているプロバイダから乗り換えると解約金が掛かっちゃう…」
おや?ひょっとしてKDDI公式キャンペーンの他社解約金を還元してもらえる「auひかりスタートサポート」を、ご存じないのでしょうか?
以前までは「乗り換えサポート」というキャンペーンでしたが、名前を「auひかりスタートサポート」に一新し、内容も少々リニューアルしています。
このスタートサポート、還元額が「最大3万円」ということですが、プロバイダによって金額に違いがあるだけでなく、条件もそれぞれ異なるので、ちょっとややこしいのがネック。
そのため今回は、auひかりが他社の違約金を還元する「スタートサポート」というキャンペーンについて、噛み砕いて一発で分かる様に解説していこうと思います。
目次
auひかりスタートサポートの還元概要
auひかりスタートサポートは、他社のインターネットサービスからauひかりに契約を切り替える際に、元々利用していたインターネットサービスを解約することで発生する解約金を、最大で3万円も還元してもらえるサービスです。
最大で3万円とされていますが、解約金の額によって還元額は変動し、例えば解約金が1万円だとすると、還元額も1万円が支払われます。
またスタートサポートは、どのプロバイダと契約するかでも還元額は異なり、対象プロバイダも、auひかりのタイプがホームかマンションかで違ってきます。
- ホームタイプ
対象プロバイダ | auウォレット or 郵便為替 | 月額料金割引 |
au one net、ASAHIネット、@nifty、@T COM、BIGLOBE、DTI、So-net | 最大で「¥10,000」 | 最大で「¥20,000」 ※毎月¥1,000×最大20カ月 |
- マンションタイプ
対象プロバイダ | auウォレット or 郵便為替 | 月額料金割引 |
au one net、@nifty、@T COM、So-net | 最大で「¥10,000」 | 最大で「¥20,000」 ※毎月¥1,000×最大20カ月 |
ASAHIネット、BIGLOBE、DTI | 最大で「¥10,000」 | 最大で「¥5,000」 ※毎月¥1,000×最大5カ月間 |
現金、あるいはauウォレットと月額利用料割引きする形で還元
スタートサポートは最大で3万円還元されると言いましたが、一括還元ではないので、ご注意を。
ひとまずauウォレット、あるいは郵便為替で1万円を支払われます。
還元額が1万円を越える場合、毎月の利用料が千円、最大で20ヶ月まで、合わせて2万円まで割引してもらえます。
この振り込まれる金額と割引総額を合わせて、最大で3万円の還元額になるということになります。
さらにわかりやすく例えてみましょう。
仮に違約金が2万円だとすると、まず1万円がauウォレットか郵便為替で支払われ、もう1万円は、1,000円×10ヶ月間の割引で還元される形になります。
スタートサポートを受ける条件とは?
他社からauひかりに乗り換える際にお金の不安を解消してくれるスタートサポートが、とってもおトクなキャンペーンであることが分かっていただけたかと思います。
ですが、このサポートを受けるには条件があり、それを満たすことが出来なければ、スタートサポートは受けられません。
チェックしよう!いま使っている回線は対象内?
スタートサポートを受けるには、元々契約しているインターネットサービスが、サポート対象になっているのが前提ですが、基本、対象外のケースが多いです。
対象外の主なインターネット回線 |
コミュファ光、eo光、ピカラ光、メガ・エッグ、BBIQ、KDDIグループ、電力グループ、JCOMなど |
これらはそもそもau指定CATVで、auスマートバリュー対象の回線は、乗り換えサポートには非対応となっています。
対象内の主なインターネット回線 |
フレッツ光東西、ドコモ光、ソフトバンク光など |
スタートサポートの対象とされる回線は、基本的にフレッツ系です。
モバイル通信端末(ポケットWi-Fi)は対象になる?
スタートサポートは固定回線以外にも、モバイルデータ通信(ポケットWi-Fi)も対象に入ります。
対象のモバイルデータ通信は、ドコモ系やソフトバンク系、ワイモバイル系といったサービスで、モバイル通信端末だと解約金以外にも分割代金も還元されたりします。
WiMAXだとau関連企業となってしまうため、残念ながら対象にはなりません。
また、固定回線とモバイル通信端末、二つ以上の回線を解約しても、複数分の解約金が還元される訳ではないのでご注意を。
スタートサポートには対象内とそうでないインターネットサービスがあることが、以上でご理解いただけたかと思います。
スタートサポートの申請をする際は、現在利用中のインターネット回線がサポート対象に該当するかを確認しておきましょう。
スタートサポート・その他の条件は?
スタートサポートを申請するには、今利用中のインターネット回線が対象となっているかを確認することを筆頭に、他にも5つの条件があります。
①対象者は同一契約者
②解約が1か月以上前になると対象から外れる
③長期に渡る契約を結ぶ
④申込窓口によっては本キャンペーンの対象外となることも
⑤ネット+電話+電話オプションパックに加入する |
①対象者は同一契約者
スタートサポートを受けてauひかりの契約を結ぶ場合、以前利用していたのサービスの契約者とauひかりの契約者は、同じ人でなければサポート対象になりません。
契約者が別の者になってしまうと、たとえ家族であっても、スタートサポートは受けることができないのでご注意ください。
②解約が1か月以上前になると対象から外れる
auひかりに加入するにあたり、それまで利用していた他社のネット回線の解約が1ヶ月を過ぎてしまってからになると、スタートサポートを受けることができません。
auひかりを契約してスタートサポートを受けるとなったら、できるだけ短いスパンで乗り換える様にしましょう。
③長期に渡る契約を結ぶ
スタートサポートの恩恵を受けるには、指定期間以上、auひかりを利用しなければいけません。
ホームタイプですと「ずっとギガ得プラン」に加入して、36ヶ月以上は利用することを約束し、マンションタイプだと24ヶ月以上の利用が義務付けられています。
もし、この契約期間に満たずauひかりを解約すると、auサイドから還元額を全額~一部の返金を求められます。
特に賃貸住宅の場合は、長期の在住が不透明で、そうなると引越し先がauひかりのエリア対象地域かどうかという懸念もあります。
スタートサポートに申し込む際は、契約期間のことも必ず視野に入れる様にしましょう。
④申込窓口によっては本キャンペーンの対象外となることも
スタートサポートは、申込方法次第で適用されないケースもあります。
auひかりは、so-netや@nifty、ビッグローブの様なプロバイダのサイト経由で申し込むことも可能ではありますが、スタートサポートの対象外となってしまいます。
auひかりに関しては、プロバイダも各自キャンペーンを催しており、スタートサポートが受けられずとも、却ってそっちの方がおトクだった、なんてこともあります。
別の窓口では、一体どの様なキャンペーンを開催しているか、色々見てみるといいでしょう。
また、代理店サイトなどでもスタートサポートを行っているところがあるので、チェックしてみましょう。
⑤ネット+電話+電話オプションパックに加入する
スタートサポートを受けるには、電話オプションを最低2つは申し込むことになります。
※無料オプションは対象に入りません、有料オプションのみがサポート対象となります。
オプション | 使用料 |
発信番号表示 | ¥400 |
割込通話 | ¥300 |
番号通知リクエスト | ¥200 |
割込電話番号表示 | ¥100 |
着信転送 | ¥500 |
「ちょっとこのオプション高いんじゃ?」
と思うかもしれませんが、オプションの総額が500円以上になると、超えた額は全部割引されるため、500円以上の金額を支払う必要はありません。
要するにワンコイン分払えば、これらのオプションが全て利用できちゃうんです!
それでももうちょっと安くしたい…というのであれば、
200円の番号通知リクエストと、100円の割込電話番号表示を選べば、300円に抑えられます。
意外にもこの電話オプションには期間縛りが無いので、違約金が全額還元され次第、不要であればすぐさま解約しても問題ありません。
最後に
それでは、スタートサポートについて色々と解説してみましたが、一通りご理解いただけたでしょうか?
少なくともスタートサポートは、現在利用しているインターネット回線の契約を解除して解約金を支払わなければいけない状況でも、すぐにauひかりに乗り換えることが可能です。
契約期間を終えるのを待たなくてもいいので、損を被ることなく乗り越えられます。
しかし、スタートサポートは色々と条件があり、プロバイダや回線が指定されていたりと、ちょっとややこしい面もあります。
しかしせっかく解約金を負担してもらえるんですから、条件をひとつひとつ確認し、auひかりに乗り換えて、スタートサポートの恩恵をありがたく受け取ってしまいましょう!