
快適なネットライフをおくることができると人気のインターネット回線「auひかり」。
その中のサービスのひとつ、「auひかりテレビ」が料金が安くて良い!と話題になっているようです。でも、料金がお得な一方で、地デジを見ることができない、というデメリットもあるようです。そんな「auひかりテレビ」についてまとめてみました。
目次
auひかりテレビって何?
「auひかりテレビ」は、インターネット回線「auひかり」を利用して専門チャンネル(CS)を視聴するサービスのこと。追加工事の必要もなく、光回線をテレビに繋ぐことで見られるのでとても簡単。auひかりのユーザーなら低価格の月額料金で、ドラマや映画、音楽と幅広いジャンルのCSチャンネル放送が視聴できちゃうお得なサービスです。ただし、auひかりテレビに加入しても地デジを観ることはできません。
そして、au ひかりテレビは「ビデオパス」と呼ばれるビデオのレンタルサービスも行っています。TSUTAYAなどのレンタルビデオ屋に行かなくても、家のテレビのリモコンを操作するだけで好きなビデオがレンタルできる便利なサービス。視聴期間を過ぎると自動的に見ることができなくなるので、返却の手間や延滞料金も発生しません。見たいと思ったときに好きなビデオを見ることができるのです。見たい番組だけレンタルでき、1作のレンタル料金は50~700円とお手ごろ。また、月額562円で新作1本 と約10,000本もの映画・ドラマ・アニメの話題作が見放題の料金プランなどもあります。
また、「auひかり」や「auひかりテレビ」を申し込むと高額キャッシュバックサービスを展開している株式会社NEXTや株式会社アウカンパニーなどの代理店もあるようです。
auひかりテレビのプラン
「auひかりテレビ」のプランは3タイプ。
1.プラチナセレクトパック
ドラマも音楽も、すべてを網羅しているのが「プラチナセレクトパック」です。「プラチナセレクトパック」は月額1,980円。全43チャンネルで、最大2か月無料です。映画、ドラマ、スポーツ、音楽、ドキュメンタリーなど好きな番組を選んで観ることができます。全てのジャンルを楽しみたいという方に向いてますね。ただし、地上波放送は含まれていないので注意が必要です。もちろん音楽のみ、特定の番組のみでいい、という方にはより割安なプランもあります。
2.ミュージックセレクトパック
ミュージ音楽番組の視聴に特化した料金プラン。視聴可能な番組は、「スペースシャワーTV」「MUSIC ON! TV」「MTV」「100%ヒッツ!スペースシャワーTV プラス」の4チャンネル。月額料金は634円とリーズナブルなので、音楽好きの人にはおすすめですね。
3.プレミアムチャンネル
映画・スポーツ・エンタメ・趣味・韓流ドラマのなかから見たい番組を選べるのが、プレミアムチャンネル。月額料金は追加した番組ごとに課金される仕組みになっているから、毎月見る番組が決まっている人におすすめの料金プランですね。最低月額料金は1,000円から。
なお、auひかりテレビサービスを利用する際には、セットトップボックスが必要です。セットトップボックスをネットワークに接続することで、auひかりテレビを視聴することが出来ます。セットトップボックスのレンタル料は月額500円。つまり、auひかりテレビを利用する際の月額料金は、セットトップボックスのレンタル料500円/月+チャンネルパックの月額料金となるわけです。
ちなみに、スカパーの基本パックは3,790円なので、auひかりテレビとシンプルに月額料金で比較した場合、スカパーはかなり高いイメージとなります。もちろん、チャンネル数の違いなどもあるので一概には言えません。
プラン名 | 月額料金 |
プラチナセレクトパック | セットトップボックスレンタル料500円 + 月額料金1,980円=2,480円 |
ミュージックセレクトパック | セットトップボックスレンタル料500円 + 月額料金634円=1,134円 |
プレミアチャンネル | セットトップボックスレンタル料500円 + 月額料金1,000円~=1,500円~ |
地デジを視聴するための3つの方法
さて、冒頭にもあったとおりauひかりのテレビサービスでは、残念ながら地デジを視聴できません。でも、解決方法はちゃんとあります。
・地デジのアンテナを設置する
・ケーブルテレビに加入する
・光コラボを組んでNTT回線にする
1.地デジのアンテナを設置する
auひかりユーザーなら、スマートバリューを組んで地デジアンテナを立てる方法が一番シンプルでしょう。初期費用などはかかりますが、戸建ての場合、工事費を一度払えば済みます。一度取り付けてしまえば月々の支払いは発生しないので、長く住む一戸建てならこの方法がお得で安いと言えるのではないでしょうか。また、マンション・アパートの場合、地デジを観ることができる環境が整っていることも多いので、事前に管理会社などに確認するといいでしょう。
2.ケーブルテレビに加入
JCOMやJCNなどのケーブルテレビに加入することで地デジを見るようにできる方法があります。ケーブルテレビならBSも視聴でき、CSのチャンネル数も圧倒的に多いので、「ネットは速度が速くて安定しているauひかり。テレビは別に考えてケーブルテレビ」と、分けて入ればテレビの視聴もできます。しかし問題は月々の料金です。ケーブルテレビとauひかりと2重にコストを負担をしなくてはいけないので支払いが高くなりがちです。BS、CSも合わせて楽しみたいのならとても良いですが、できれば安く済ませたい方にはオススメできない方法ですね。
3.光コラボを組んでNTT回線にする
さきほど「auひかりでは地デジを見ることが出来ない」とありましたが、NTTなら別です。NTTのインターネット回線のフレッツ光ならテレビに繋いで地デジを見ることが出来るから、アンテナを立てたり初期費用がかかることもありません。
つまり、この場合はauひかりは契約せずにauスマホ(携帯)×NTT回線の組み合わせで地デジを視聴するということです。
これは、インターネット回線は「auひかり」を契約していない(もしくはエリア対象外で契約できない)auスマホ(携帯)ユーザーが対象の方法ですね。光コラボに「auセット割」を適用して月額料金を割引にすることができる事業者がいくつかあります。auセット割は、光コラボレーション事業者のサービスとauの携帯電話(スマホ・タブレットを含む)を同時に利用することで、光回線の月額料金が毎月500円または1,200円割引になるサービスです。So-netや@nifty・DTI・AsahiNet・エディオン・ひかりゆいまーるなど、複数の事業者がセット割を展開しています。
セット割を適用するには、auで対象となる料金プランに契約している必要がありますが、対象プランは事業者によって異なる部分もあります。時期によってプランが追加されるなどの可能性もあるため、事業者のホームページなどから対象プランを確認することをおすすめします。
なお、auセット割は光回線1回線につき携帯電話1契約のみ適用されます。もし家族などauで複数の回線契約があっても適用できるのは1契約というわけです。
auスマートバリューって?
スマートバリューとは、auひかり回線とスマートフォン(タブレット・携帯)の両方のサービスを利用していると料金が安くなる、いわゆるセット割のこと。割引されるのはスマートフォン利用料金からで月額料金が毎月934円(永年)~2,000円(最大2年間)割引になります。
データ定額(G) | 割引額(2年間) | 割引額(3年目~) |
30 | 2,000円 | 934円 |
5・20・LTEフラット | 1,410円 | 934円 |
2・3 | 934円 | 934円 |
割引はauひかりの料金からではなくスマホ料金から行われます。割引額はスマホのデータ定額の容量によって変わります。
スマートバリューは別途申し込みが必要で、申し込みが完了した翌月から割引を適用することができるようになります。そして最大の特徴はauスマートバリューは固定回線1回線につき携帯電話最大10回線まで適用が可能ということ。たとえば家族でauの携帯電話を複数回線利用しているという場合には、auスマートバリューであれば最大2年間計20,000円までauの携帯電話料金を抑えることができるということです。そうすると割引額としてはauスマートバリューが断然お得ですね。ただし、セットで利用するサービスには、インターネットに加えて電話もしくはテレビサービスを併せて利用する必要があります。また、auひかりとスマホの契約が、同一性、同一住所であるのこともスマートバリューの契約条件となるので注意が必要です。
まとめ
地デジを視聴するためには、auひかりユーザーはauスマートバリューを組んでアンテナを立てるか、auセット割ができる他の光コラボにして光テレビも視聴できるようにすれば、地デジもCSも視聴できるようになりますね。みなさんも自分に合ったプランを選んでくださいね。
